霞水系、地図で見ると琵琶湖に次ぐ日本2位の広大な水域ですが、陸っぱりでバスが釣れるポイントとなると1%もないんじゃなかろうか。
そして水の透明度の低さ。はっきり言ってフライ向きじゃないですよね。
さらに陸っぱりバスアングラーの技術向上。ここ数年ものすごいです。プロアングラーの陸っぱり映像が増えたのもその要因の一つと思います。釣具も進化してるし、SNSでその時期釣れるポイントや釣り方が瞬時に拡散するのもあります。20年前の陸っぱりバスアングラー、偏光グラスすら少数派で見えバスの前を素通りする人も居ました。今は絶対そんなことない。バスが居そうな場所は確実に攻めて高確率でとっていきます。そんなバスアングラーを横目でチラチラ見ながら勉強させて頂いてます。
霞水系、広大に見えてじつはピンポイントの争奪戦なんですよね。
最新のハイテク兵器に竹槍で挑むようなフライでバス釣りの場合、トップに出やすいハイシーズンならフローターで浮いてしまうのが一番手っ取り早いと思います。ルアーに唯一拮抗できるのは沖からアプローチのトップウォーターだと思ってます。
季節は冬。トップに出る確率は著しく下がるし、さすがに水温1桁になるとフローターで浮く気になれません。
それでもルースニングでフライならではアプローチを活かしブルーギルをメインにポチポチながらバスも釣れる時代が数年前までありました。
何度も、何度も、何度も、何度も、何度も書いて、聞き飽きたと思いますが、そんな冬のフライでバス釣りポイントが、数年前の冬から飛来数が突然増えたオオバンに占領されて、釣れなくなりました。
霞水系の冬バス、オオバンで釣れなくなったと主張してるの、たぶん、日本で僕だけと思います。聞いたことない…。
ルアーの人達はオオバンの影響を受けてないのだろうか。
オオバンって水鳥(←ですよね?)にしては珍しく足に水掻きがありません。たぶん潜水能力は高くないと思います。
ルアーの人達が冬に釣ってるレンジとオオバンのレンジが違う説。
僕が冬にフライで釣ってたレンジとオオバンのレンジがドンピシャ説。
オオバンの付き場が、ことごとく僕の冬のポイントと一致してる事からして、そうとしか思えません。
オオバンって、お気に入りのポイントにずっと張り付き、朝から晩までモゾモゾ何やら食べてるんですよね。神出鬼没に現れフィーディングタイムだけ食い荒らす川鵜よりも個人的には迷惑被ってます。
だってサッパリ釣れなくなったんだもん。(←子供か)
今回の釣行。ブルーギルのアタリに1回も巡り会えなかった事からして、今年も釣れないモードに突入してしまったと思います。
この冬のフラデバ、何か新しい事にチャレンジして状況を変えないと苦戦が続きそうだなぁ…。
「冬にフラデバなんかやるな」のツッコミは自重して下さいね。好きでやってますのです。
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お話して下さったのは日本のバスアングラーではレジェンドレベルのヒロ内藤さん。西山徹さんとも交流のあった方です。
「人間は寒い中釣りしてて風が吹くと寒いのは体温を奪われるから、変温動物であるバスは水温5度なら体温も5度、流れがあっても無くても5度は5度だから体力を奪われないぐらいの流れはあった方が良い」そんなお話をさらりと…
冬バスの探しかたは色々言われてますがこんなに解りやすくズバリ言ってくれるのはやはりヒロ内藤さんぐらい。バス釣り歴30年近くなりますが今までにキャッチした冬のビッグバスはそのままあてはまります。
冬のコイや管釣りのトラウトは寒さに強いから流芯のボトムで餌を漁ってる訳じゃなかったと、冬のシーバスも餌を捕るため流芯に入って来てる訳じゃなく定位してたのだと!
恥ずかしながら冬の川魚の定番ポイントがなぜ流芯のボトムなのか釣り歴30年越えでやっと理由付きで理解できました(笑)
もしご存知だったら失礼しました。
今シーズンの冬は流れをテーマに色々な魚を探してみようと思ってます。
ただ、家の近所の川は深いし(6メートルとかあります)ボトムがゴシャゴシャで餌釣りやルアーでもけっこう攻めあぐねてるんですよね。フライじゃムリっぽいですね(笑)
そちらの川のディープ、攻略できたら達成感ありそう!
ぜひ真偽の程を確かめて下さい。
釣って!