ここ最近、何処に行っても撃沈。動画の撮れ高がなく仕方ないので、偶然遭った見ず知らずの釣研に在籍してるという女子大生との会話を、汚い川を背景に、実質止め絵の音声動画でUPしたら、Youtube基準でゴミレベルの「車田釣りch」ながら普段より再生数が多く困惑してます。魚のHITシーンを撮るべく悪戦苦闘し、時間をかけ編集した今までの努力は何だったんだ。

サムネは大差なし、タイトルに「釣りガール」のワードがある、ただそれだけの効果と思います。

この手のワードでアクセスが増えるのは周知の事実で、釣り業界がよく使う「爆」とか「激」とか「最強」とかのバカっぽいワードにアングラーの集人効果があるのは僕も経験済みです。

季節とリンクすれば威力倍増、今の時期なら「春爆」が効果ワードでしょう。このワードを最初に考えた人は天才だと思う。字面に謎の破壊力があり、シーズンinの期待感を煽るにも関わらず「釣れる」とは一言も言ってないので利便性が高い。保険をかけるなら「春爆!?」とか「春爆なるか？」とすればさらに安全。その言葉に嘘偽りなし。

しかし、アクセスが増える反面、輩が湧いて荒れる副作用がイヤなので、僕は使用を控えるようにしています。以前、タイトルに「爆釣」を入れたら荒れたので「好釣」に書き換えたらアクセスは減ったけど平和になりました。黒魔術の呪文のような効果があるんだよなぁ。言葉の魔力恐るべし。

で、先日UPした動画に話が戻ります。UPした直後から立ち上がりが鋭いのに驚き(当社比)。普段見てない人も再生してる様子。荒れたら嫌だからタイトルから「釣りガール」を削除しようと身構えてました。それが杞憂。今のところ平和で好意的に見られてるようです。一安心。

思うに「激」や「爆」で射幸心を煽る、一昔前のパチ屋のような呼び込みをすると、集まった輩から「なんだ出ねーじゃねーか」と台パンされて荒れるんじゃなかろうか。それに対し「釣りガール」って、SNSのタイムラインで可愛い動物が人気を集めるがごとく、癒やし効果的に上手く機能するんじゃなかろうか。

するってーことは「釣りガール」って成功してるんじゃないのか？

世間で「山ガール」なんてちょっと微妙な言葉が使われだすと、それに便乗するがごとく出現した「釣りガール」。う、う、恥ずかしい、やめてくれー！そう思ってましたが…。

本家の「山ガール」はすっかり死語になったと思います。死因は「一旦広まって忘れられたから」。しかし「釣りガール」は世間にまったく浸透しなかったので死を免れたのではないかと。

しかし「釣りガール」っていったいなんだ。僕がしっくりくるのは「釣り業界の広報としてイベントで活動する人、又はそれに準じたタレントさんやユーチューバーさん」です。

言い換えると「メディア（イベント）上でのみ存在するドラマのキャラクターのようなもの」と思ってます。極めてバーチャルな存在ではないかと。

てなことで↓動画の女子大生、会話の成り行きで「釣りガールですね」なんて言っちゃったけど、現場で釣りガールと話してる認識はまったくありませんでした。釣研に入ってるというだけの普通の女子大生です。ところが、このように動画にしてUPすると「釣りガール」に変身してしまう不思議な事実。オッサン達の願望がネットを通じて具現化してしまうのだと思います。