フライでバス釣り
2017年06月30日の記事です
東北渓流釣行(中編)
毎年恒例の遠征釣行(中編)
記事挿し絵
東北渓流釣行(中編)

2度の熊出没にビックリしながらの峠を越えて、本日泊まる民宿に到着しました。

「チェックイン」というよりは「ご挨拶」を済ませます。

東北渓流釣行(中編)

まだ日は高いのでリバーウォッチング。

宿は二つの川の合流点にあります。一方の川は上流のダムからの放水で茶色く濁ってますが、もう一方の川は渓流らしい透明度。

その川に架かる、雰囲気のある木造の橋。そこから下を覗きこむと、渓魚達が泳ぐ姿が見え、しかもライズしています。

そんな状況は見逃さない太公望氏。

ヤル気まんまんで釣りの準備をしたかと思うと、早々に魚を釣り上げております。

東北渓流釣行(中編)

そんな所に現れる「釣り場猫」。

東北渓流釣行(中編)

この手の猫は、魚を釣った人の足元へ猛ダッシュして、おねだりするのが通例。酷い奴になると、強奪までするのに、この猫、驚く程に呑気。魚にはまったく興味を示さず、ゴロニャンしてます。「田舎の猫は平和だなぁ」と思うのですが、実は、高級キャットフードしか食べないブルジョワ猫だったりして。

東北渓流釣行(中編)

しかし太公望氏はよく釣ります。この橋の前後、この小一時間で、僕の三日間の全釣果を上回ったんじゃなかろうか?

東北渓流釣行(中編)

夕食。ビールで乾杯。人間のほうも猫を上回る平和さです。

東北渓流釣行(中編)

この宿、座敷童が出るとか出ないとか……。

東北渓流釣行(中編)

そして、ついに、怪奇現象発生!

夜に、フライロッドが忽然と消え去っていることに気付きます。

座敷童の仕業なのか!?

た、た、大変だーー! ちょっとした騒ぎ。まぁ、騒いでるのは僕だけですが。だって、これでは、明日、釣りができないじゃないですかっ!

東北渓流釣行(中編)

状況を再現します。

たしか、こんな感じに立て掛けておいてたロッドケースが、いつのまにか消え去ったのです。

じつは勘違いで「クルマに置きっぱ」かも知れません。既に就寝中の釣友を起こし、クルマのキーを借り、懐中電灯で探し回るも見つかりません。

東北渓流釣行(中編)
夜、ここで発見しました

結果的には、な、な、なんと!部屋の外で発見。

なぜ?

夜に懐中電灯持って窓から下に降り。

コソ泥のようにロッドを回収したのでした。

東北渓流釣行(中編)

検証してみます。

こんな風にロッドケースを立て掛け……窓を開けると……ま、普通に落ちますわな……。

東北渓流釣行(中編)

その後、怪奇現象は起こらず就寝。翌日、朝飯前に、前述の太公望氏が爆釣してたポイントを攻めてみます。

僕にはまったく釣れません……。

凄腕FFマンが釣った跡地だから釣れないという事にしておこう。

おいしい朝食を食べ、宿を後にし、釣り場へ向かいます。宿のご主人に聞いた話しでは、豪雨で河川はかなり荒れたらしい。でも、魚はちゃんと居るし、目的の釣り場へも「行けるには行ける」とのこと。

川沿いの道をクルマで走ると、要所要所で川の決壊の痕跡があり、重機が入り、工事中です。上流へクルマを進めると、やがて、道は未舗装の林道に。クルマ1台がやっと走れる道幅です。

東北渓流釣行(中編)
画像はイメージです

そこへ、突然、道幅いっぱい、いっぱい、相対的に、巨大とも思える大型ダンプが、ぬっと現れビックリ仰天! こちらは逃げるように後退りするしかありません。

まだ林道の入り口で、すぐ後方に退避する空間があったので事なきを得ましたが、もうちょっとタイミングが悪かったら大変な事態に陥ったかも知れません。

ダートを走り、目的地間近。こんどは小型重機が出現。林道に新しい砂利を敷き、ショベルの底を器用に使い、ペッタンペッタンと整地しています。さっきのダンプカーはこの砂利を運んだのですね。しかし、これでは、目的の駐車スペースまで進めません。

仕事で「現場代理人」経験者の釣友。慣れた感じで小型重機の操縦者から工事状況を確認。少し下流に駐車でき、ちょっと歩く手間は増えましたが、なんとか入渓し、釣りをすることができました。

東北渓流釣行(中編)
東北渓流釣行(中編)
マシュマロカディスで

入渓ポイントで早々に「見えイワナ」が居たので楽勝と思いきや、昨日入った川と同様に、イージーに出る区間と、スプーキーな区間があるようです。前日?朝イチ?誰かが釣った後なのでしょうか?

イージな奴は大き目なマシュマロ・カディスでばっくり喰ってきましたが……。

問題のスプーキーな奴、今日こそ、せっかく巻いてきた、コエンザイムQ10……じゃなくて……アイカザイムで仕留めようではないかっ!

東北渓流釣行(中編)
アイカザイムで

スプーキーと言っても、マッチ・ザ・ハッチ的なセレクティブさはあまり感じなかったので、このフライの有効性は何とも言えませんが、ま、この釣行の為に巻いたフライで釣れると嬉しいもの。

東北渓流釣行(中編)

このCDCをハックリングしたフライ、釣った後の復元性がよろしいとのこと。

イワナを釣った直後に、水分を拭き取り、ドライシェイクスプレーかけて、もじもじして、こんな感じに戻りました。ポストのエアロドライウイングが土台になってイイ仕事するようです。

程良く釣って下山します。林道を降り、2車線の舗装道路になったところで、見覚えのあるダンプカーとすれ違いました。

なんというベストタイミング!

最悪のタイミングだったら、2度も往来妨害してしまうところでした。しかし、これでよく通行止めにしないものと、ある意味、感心してしまうのでした。なんでもかんでも規制して、管理責任が云々かんぬんとか、ワイドショーのコメンテーターみたい奴が氾濫する世の中は、息苦しいですからね。

東北渓流釣行(中編)

恒例のジンギスカンでちょっと遅めの昼食。

この後は何処に行きましょうか?

(まだ続く)

ロッド:Maxcatch EXTREME 8'4"#3
ライン:DT3F
記事の日付:2017年06月30日

コメント

1) カッパ2017/07/07(金) 08:15:37
良いですね。遠野物語ですね。
宿の前で魚が泳ぐ。私の最も好きなシチュエーションです。
私は もう歳なので、夜討ち朝駆け、林道延々と歩いて、人に頭跳ねられないように。とか、そんな釣欲が無くなってしまいました。
2) 車田2017/07/07(金) 10:39:31
宿の立地は素晴らしく、すぐ裏にもポイントがあります。でも、チェックイン後の夕マズメの時間帯、嫌がらせのように上流のダムが放水して濁るんですよ。どうせなら日没後にやってほしいです。

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