朝から北風が強め。波立つ水面を眺めつつクルマを走らせ風裏を探します。
「ここなら大丈夫だろか?」
車外に出ると予想以上に風が冷たく、ウインドブレーカー代わりにカッパを着込んで、フローターを浮かべます。
開始1時間少々、いくらか風が弱まり、良い雰囲気になったところでバスがバイト!
保険でシンクティップティップを巻いたリールも積んでますが、これならトップで通せそうです。
この写真を撮りリリースしようとしたところで見慣れたクルマが到着。フラデバ仲間のSEKOさんでした。
本日も水面に浮かぶのはボートばかり。フローターは当方とSEKOさんの2艇だけなのでした。ただでさえ少数派になったうえに、世間一般的にフローターは夏季限定の乗り物なのでしょう。
30分ほどで次のバイト。エラ洗いで水面に大きな波紋。これはデカイです!
バレないか冷や冷やしながらファイトしてるとアクシデント。水の抵抗がスっとなくなり、左足が軽くなりました。これ、フィンが脱げたことを意味します。や、やヴァイじゃないですかっ。
フラデバ仲間にも愛用者が多いリバレイのフィン。比重は水よりやや重いので「片方消失事故」はポチポチ聞く話し。この事故の悲劇は片方あるのに両方買わなきゃならないことです。
ファイト中のバスはそうそう釣れないサイズ。二兎を追う者は一兎をも得ず。どちらをとればいいのでしょうか?
嫌だぁ〜。両方キャッチした〜い。左手でロッドを操作しながら右手で水中を掻き回すように探ると何かに触りました。ファイト中のバスを横目にチラ見すると、マッディウォーターの水中おぼろげにサスペンドするリバレイのフィン。
奇跡です。バスとフィン両方をキャッチできました。良かったぁ〜。(ページ下の動画でみてね)
その後SEKOさんと情報交換したのち、私はクルマで移動することにしました。
水の動きを読み間違えてメインのポイントまで漕ぐのが辛かったけど、その疲れを吹き飛ばす豪快なバイトに大満足。
さぞかし良い動画が撮れたと帰宅後に再生すると、サッパリ写ってなくガッカリです。バスが出る瞬間って撮り直しができないから難しいです。
なんだかんだで夕マズメ。アゲンストで漕いだぶん、帰りは流れに乗って楽勝かと思いきや、嫌がらせのごとく流れが止まり予定が狂ってしまいました。また全力で漕がないと明るいうちにエントリポイントに戻れません。うまくいきませんねぇ。
頑張って漕ぎながらキャストして、1匹追加1バラシで日没終了。クルマに戻ったころには、とっぷり日が暮れてしまいました。
帰路、100円ショップ「セリア」に寄り道です。わたくし、フライマテリアルにストローを使うのが大好きです。バス用に太いストローを探してることを過去に書いたことありますが、それを知ったフラデバ仲間のSAKAMAさんが「セリアに12mmあった」との情報を寄せてくれたのです。
行った店舗に12mmはありませんでしたが、10mmと8mmを発見し両方購入。2つ買っても200円+税ですからね(笑)
スマホはこちらからが見やすいです→youtu.be/Gh4KQxa42Ec
私も20年ほど前にフィンが片方脱げて焦った経験がありますが‘面倒なのでフィンセーバーを付けていない派‘です。
なので浮水前にはバックルやベルトの締まり具合などにかなり気を遣っております。
フィンが片方脱落すると推進力が1/2になるかと思いきや、ほとんどゼロになってしまうのは何ででしょうね?
ところで、脱落の原因は分かりますか?
当日、ブッシュに絡まったフライを回収すべく近づいた岸際が土底のドシャローで、スコップのごとくフィンが突き刺さった状態で方向反転したときに無理な力がかかりゴムのベルトが緩んだのだと思います。その時点では気付かずサンダルをつっかけたような状態でしばらく釣りをしてたのではないかと。
かつて同じ状況でフィンも魚もロストしたワタクシですので・・・
今でも大事にに片足フィン持ってますョ^^
万一の時は言ってください♪
あの時のフィンまだ持ってますか。クルマのスペアタイヤ的にラゲッジに積んでおくのもいいかもですね。
マッディの悲劇。陸っぱりでの話しですが、半分以上残った100m巻のラインをコロコロっと水辺に落とし、その時点ではおぼろげに見えていたのに、回収すべく棒で突っついてたら土煙に包まれ、忍術の如く消え去りロストしたことがあります。