先月の渓流釣り旅行で同行者から聞いた話し。
「あの川に行ったらスーパーカワムツが復活してましたよ!」
その情報に釣られて来ました。渓流FFは年に一度の旅行イベントで細々と続けている程度で、自らの意思で単独釣行となると18年ぶりだと思います。たぶん。
渓流といっても僕が単独で行くのはギリでヤマメが釣れる低標高を流れる里川。土手はきちんと草刈りされています。そしてメインは鯉科。限りなく温水FFに近い渓流釣りです。ぃゃ、温水FFそのものかな?
天候は梅雨時らしい曇り。めぼしいハッチもライスもないので、まずはサーチベイト、じゃなかった、え〜と、なんだけ、あー、思い出した、パイロットフライとして#15のパラシュートを結び釣り上がることにしました。
川にはデッカイ石がごろごろと入っています。「入っている」と書くのは文字通りトラックで運んだ石を重機で入れたからです。
ネイティブな川の石は角がとれ丸くなっています。コケが生えるとすべりますがフエルトソールなら上にたてます。しかし重機で入れたマン・メイド・ストラクチャー・ストーンは攻撃的にとんがっていて、三角木馬で拷問を受けているかのごとく、すっげー歩きにくいです。
クレバスに足を落とし転びそうになる場面も。岸を歩こうにも草ボウボウでなかなかテンポ良く釣りあがれません。
そしてノーバイトの猛攻です。
「おかしいな、なんだか、とっても、過酷なんですけど…」
フロータント処理もめんどくなってきたので#12マシュマロカディスに交換。浮力長持ちでストレス要因削減。これで少しはリズムに乗れるかな?
しばらく釣りあがると活気を感じ始めました。緩い流れにフライを落とすと「チャピチャピ」と小さいカワムツらしきがフライを突っつきます。
ヤマメが出そうな第一級ポイントにフライを流すと半身出して豪快なバイト!
流れに乗って走り#3ロッドを十二分に曲げます。アワセると飛んでくるチビとは一線を画する、なかなかのファイトです。
苦労して釣った一匹。
「おかしいな、こんな苦労しなくても釣れる予定だったのに…」
ま、とにもかくにも、釣れてくれて感謝ですよ。
もう1匹追加しカワムツ2匹で午前の部終了。
蕎麦屋に移動。ひと釣りした後の蕎麦湯は最高です。ガブガブ飲んで水分補給完了。
情報提供者にメール出すと「カワムツ2匹ですか?」と哀れに思ったようでお勧めポイントを返信してくれました。
「おかしいな、そのお勧めポイントをやったんだけど…」
空は「曇り」から「どんよりとした曇り」になってきました。後半戦開始。
オイカワの活性が上がったようです。
オイカワってメーターUPまで成長すれば見た目ターポンと変わらんと思うのですが。
プリスポーンと思われるメスが釣れました。オイカワの場合はオスのほうが有難味あるんですけどね。
前半戦よりは活気があります。
相変わらず目立ったハッチはありませんが、フラットな水面でオイカワがライズするので何か流下してるようです。
そのライズは意外とシビアで水面で光る魚体も小さそうなので今回は無視。
いい感じの流れをトレースしたほうが簡単です。オイカワとカワムツが元気に飛出します。思ったよりは釣れませんでしたが…。
時計が17時を回ると、なんとなく活性が落ちたような気がするのと「ぱらつく程度」の降雨から「小雨」になってきたので終了しました。
総じて、まぁ、釣れたんだけど、期待したほどは釣れなかった印象です。今日みたいな梅雨空よりもお天気のほうがよかったのかな?