フライでバス釣り
2007年05月15日の記事です
ぷよぷよポッパー
記事挿し絵
(ヘッドのみ紹介)
ぷよぷよポッパー

特徴
 マジックで自在に簡単カラーリング!
 シリコンに守られ色落ちしない!
 岩盤や橋脚にぶつけても割れない!
 生物に近い適度な硬さがお魚に大好評?
フック
 TMC300#4(若干加工)
マテリアル
 ボディ
  フォーム 酒井化学工業 ミナフォーム10φ
  シリコン セメダイン バスコーク(透明)
 アイ
  パンチのゴミ
備考
 ヘッドのみ紹介、ドレッシングはお好みで!

1.準備するもの

ぷよぷよポッパー
 お近くのホームセンターに行ってシリコン・シーラントを買おう!
シリコン売ってるコーナーのそばに「弾性シーラントバックアップ材」と称したフォームがあるのでそれも買おう!ほぼ同じものがフライショップでも販売されており、フライ業界発展の為にそれを買っても良いが、私はそこまで出来た人間でないので単位あたりの実売価格が桁違いに安いホームセンターで買うことにしています。
 次は接着剤コーナーで「セメダイン発泡スチロール用」文具コーナーで「ゼブラ・ハイマッキー8色セット」。
 メタリック・カラーをお望みの方は模型屋に寄って「タミヤ・ペイント・マーカー」も買ってこよう!

2.フックの加工

ぷよぷよポッパー
 フックはマイ・ブームのTMC300、理由は2つ。
 まず、ウィードガートと相性が良い。バスフライ最強フックは「がまかつB10S」と思うのですが、ウイードガートを付けた状態だと、フッキングミスが増える割には引っかかる。(私だけかも知れませんが…)
 次に縦長シルエットのほうがバスの食いが良い。(と思ってるのは私だけかも知れませんが…)
 私はバーブレス信仰者なのでもちろんバーブは潰すのですが、このフック、本来トラウト用なのでバスを掛けると物凄く良くバレます
 そこで一工夫。画像のようにポイントの延長線がアイを通る感じに曲げると俄然バレにくくなります。
 【重要】
 TMC300#4を単純にペンチで曲げると高確率でパキンと折れ破片が高速で飛び散り物凄く危険です。自慢じゃないけど出血しました。失明の危険すらあるので必ず「焼き戻し」してから作業しましょう!
 1) 曲げる部分のみライターで数秒あぶる。(火傷しないようフックはペンチ等で掴みましょう)
 2) 火傷しない温度までゆっくり冷ます。
 3) 十分注意してペンチで曲げる。
 4) 再びライターであぶり水道水で急激に冷やして焼き入れ。(←この工程は不要かも知れません…)
 余談ですが同じTMC300でも#6はペンチで曲げても折れないようです。番手によるのか製造ロットの差異なのかは不明です。
 とにかく怪我をしないよう注意して下さい。また自信がない方は作業をお控え下さい。貴方に如何なる不幸が訪れようとも当方は一切関知しません。

3.巻きとめ、整形、着色

ぷよぷよポッパー
 下巻きの後、フォームを2箇所スレッドでギュっと縛りつける。
 ハサミでお好みの形に整形。
 ゼブラ・ハイマッキーでお好みのカラーにペイント。
 この工程は物凄く簡単です。同カラーのバスバグを作ることを考えると一瞬で終わるといっても過言ではありません。

4.セメダイン発泡スチロール用で接合部を強化

ぷよぷよポッパー
 つまようじで接合部分に「セメダイン発泡スチロール用」を充填。
 十分にスレッドを下巻きしとくのが接合強度を上げるコツです。
 この接着剤、発泡スチロール用なので、フォームを溶かさないし乾燥後も適度な柔軟性をもち非っ常ーにGood!

5.激安アイ!

ぷよぷよポッパー
 お目〃に拘る方はホログラフィック・アイやドール・アイをお使い頂ければいいのですが、今回は限りなくコストゼロ「激安アイ!」を紹介します。
 パンチで抜いた紙ゴミにゼブラ・ハイマッキーで黒目を入れるだけ。最終的にシリコンでコートしてしまうのでこれで十分です。アルミホイルなんかを使っても面白いかも?
 自宅にパンチが無い方は100円ショップで買いましょう!

6.シリコンでコート

ぷよぷよポッパー
 「激安アイ!」を「セメダイン発泡スチロール用」で貼ってから全体をシリコンでコーティングします。
 つまようじに適量をつけ、コンビーフの缶を開封する要領でクルクルなぞると「あら不思議!」
 ねばねば扱いにくいシリコンコートがいとも簡単に!手も汚れません。
 厚く塗ると耐久性は上がりますが重くなってキャストが辛くなるので注意。
 かといって簡単に壊れるようでも困るので薄過ぎも禁物。適度に厚く。

7.乾燥(厳密には硬化待ち)

ぷよぷよポッパー
 シリコンの取説に記載された時間あたたかい目で放置します。
 セメダイン・バスコークの取説には「24時間」とありました。
 せっかくなので洗濯物と一緒に干してみました。
 シリコンが硬化したらウイードガードを付けお好みのドレッシングで完成です。
 シリコンパターンを作った経験ある方は重々承知でしょうが指で押しつぶしても瞬時に復元する柔軟な強度を持ちます。まさに「ぷよぷよ」
ぷよぷよポッパー
 シーバスも釣れるよん♪
ぷよぷよポッパー

8.おまけ(ぷよぷよミノー)

ぷよぷよポッパー
 同様の方法で作ったフローティング・ミノーです。
 ハサミで整形するとき細身かつ先端を尖らせればミノーになります。(笑)
 こちらはクリアウォーターで使う予定なので一回り小さく、マック・フライで実績のある TMC300#6 を使いました。
 【ウイードガードについて】
 TMC300はウイードガードと相性良いと書きましたが、6Xロングシャンクゆえアイとポイントの距離が遠く、ガードの角度がなだらかになり、またポイントの位置がフライの重心より後方になるので、硬いモノフェラを使わずともスルっと障害物をクリアできるんですよ。フックを曲げる加工によりポイントが上方に逃げさらに効果大。
 モノフェラは「安い道糸の代名詞」「使いやすい道糸の代名詞」のキャッチコピーでお馴染み「銀燐」の8号を使ってます。ナイロンは水を吸ってやわらかくなるのでタイイング時よりも現場では張りが弱くなる事を計算して取り付けましょう。ゲイプの何処まで巻きとめるかで強さを調整できます。なお、モノフェラの先端はライターであぶり球状にするとスッポ抜けません。
 ところで、なんで?単なる釣り糸なのにタイイングでは「モノフェラメント」と名前が変わるんでしょうねぇ?わざと難しくして喜んでるとしか思えません。

−COLUMN−

【フライの名前は言ったもん勝ち?】
 今回のフライ。釣行レポに書きやすいよう「ぷよぷよポッパー」おまけのミノーを「ぷよぷよミノー」としました。
 フライの基本構造なんて賢い先人達によりアイディアは出尽くしてるので言ったもん勝ちでしょ!
 下手にかっこいい名前付けると反感かいそうなのでマヌケな名前にする方針でやってます。
記事の日付:2007年05月15日

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