真・女神転生というゲーム、登場キャラクターには「LOW - NEUTRAL - CAOS」なる属性があり、相反するキャラクターでパーティー組むと連携が失敗したりする。それをパクって釣人の世界用にアレンジしてみました。
あくまでもお遊びなので真に受けず楽しんで下さい。
バランスがとれた自然体の釣師であり、どんなタイプの人とも、そこそこ上手に付き合う事ができる。宴会やクラス会の幹事が務まるタイプ。調和を重んじるあまりストレスを貯めやすいタイプでもある。
大勢で釣りに行く事も多く、釣りが下手なわけではないが、釣果優先者に一級ポイントを譲ってしまうので、釣果はあまり伸びない。
釣りというより道具が好き。一見、本末転倒のようだが、釣りは趣味なのだからこれもアリである。
道具趣味にも流派があり、古美術系(ハーディー系)、ブリキのおもちゃ系(フルーガー・メダリスト系)、などなど。
「都合がつかなくて釣りに行けない…。」が口癖。しかし、釣りに行く都合をつける努力はあまりしない。どちらかというと、人に誘われると釣りに行くタイプ。
釣場で「あっ、そのリールは○○じゃないですかっ!」などと聞かれるとニッコリする。
とてもピュアな釣師である。
釣れたほうが楽しいが、釣れなくたって、釣りに行くだけで幸せ。
いい歳になっても幼児性が抜けないのが玉に傷。
楽観的で楽しい人なので、釣り漫画の主人公はたいていこのタイプ。三平君やハマちゃん。
釣れないと飽きちゃうタイプ。しかし、釣れてる時はノリノリのウキウキである。
ヒットパターンを掴むとマシーンと化して釣りまくる。
普段は大人びた事を語っているが、いざ釣場に到着すると釣果優先主義に豹変する、哲学派の仮面を被った釣果優先師もいるので注意が必要。
自分なりの哲学を持って釣場に臨む。
量より質を好むと主張する。
密かに「もっと釣りたい。」と思っているが、決して表には出さない。
人まねを嫌うので「こうすれば釣れるよ。」の助言を素直に受け入れられない。
周囲の情報から臨機応変に対応する能力は劣るが、独自理論で誰も釣れてない状況を打破する場合があり、「へぇ〜。凄いですね。」と人々から賞賛される。このとき、哲学優先釣師はエクスタシーを感じるのだ。
メディアの情報に流され浪費するタイプ。バサーに多い。
少年時代は、小学館と玩具メーカーのタイアップ企画に乗せられた。
雑誌の巻頭を飾る釣具を買わずにはいられない。ドラクエの抱き合わせ販売で懲りたはずなのに、メガバスルアーの抱き合わせも渋々買う。
初めて買った偏光グラスはサイトマスター。ビックベイトを持ってるし、エリア専用ウルトラライトタックルも持っている。最近はトリプル・インパクトを買いました。
道具は好きだが、その性能を自分で評価する能力はあまりなく、購入動機は○○プロが使って釣れてたから。
流行り物に悪いものがあるわけではないが、メーカーの思惑通りまんまと釣られてしまう。若さゆえの過ちか…。
道具に対するうんちくは物凄い。裕福なフライマンに多い。
現代のマルチ・プロダクト品は大嫌い。釣具に関する書物を読み漁り、その情報量は職人の人生物語にまで達する。そこまでの知識を得なければ、その道具を持つ資格が無いとまで言い切る。
もはや釣りは道具のジャンルでしかない。釣れないと、やせ我慢をしてるが、決して表には出さない。
ストレスが溜まると岩井渓一郎の悪口で発散する。これは哲学系フライマン共通の習性らしい。
釣りは好きだが、釣れないと不安になってしまう。
結果を優先するあまり、実績のある釣り方に頼ってしまう傾向があり、あまり冒険はできない。
しかし、定番とも言える方法をきっちりこなして、釣れ釣れモードに突入すると他の追従を許さない。
バス釣りの場合は、ワーム・スペシャリストにこのタイプが多いという。
同名のTVがあるが、あれは釣れないと番組にならないので実際はロマンを求めているわけではない。
自分の確固たる哲学でキャストするのみ。
釣れる釣れないは関係ない。純粋に、自分の釣りが好きなだけだ。
周囲で爆釣されると、気が散って、自分の釣りに集中できない。
格好のターゲットはサクラマスだ。これなら、周りで爆釣する奴が居ないので、自分の釣りに集中できる。雨が降ろうが、槍が降ろうが、自分の信念に変わりはない。石鯛専門で磯に立つのもいいね。
想い出の釣りの話を聞いてくれるかい?
あれは4年前の雨の日だった。(長いので以下略)
日本の釣師はほぼこのタイプであろう。
特に確固たる信念があるわけでもなく、なんとなく、その場の雰囲気で調整する。
一見、ニュートラルに見えるが、中心点が定まってなく、あっさり釣りを辞めてしまうことも。
これじゃ日本の釣場は良くならないなぁ、と漠然に思いながらも、実際に行動を起こすわけでもなく、なんとなく他力本願。
熱しやすく、冷めやすい、意味不明な行動パターンの人。
中古車屋を何件も回って2シーター・スポーツカーを買ったと思いきや、「盆に家族の乗せる用事ができた。」と謎の言葉を残しあっさりミニバンに買い換えたりする。レンタカーを借りりゃいいだろ。との一般常識は通用しない。
フライを薦めると興味津々。一気にタックルとタイイングツール一式まで買い揃える。その情熱に驚く。
「バックキャストで木に引っ掛かるからフライはやめたよ。」
聞けば釣具一式はオークションで売り払ったという。その行動の素早さは驚くばかりだが、振り回される周囲の人間はたまったもんじゃない。
何故か憎めないところがあり。良い友人と異性に恵まれ、会社では部下からヒンシュクは買うものの、不思議と上司ウケが良く、出世し、幸せな人生を歩むタイプらしい。
釣り属性パターンに当てはまらないところからして、元々釣りには向かない性格と言える。