愛用ウエラブルカメラのUSB端子。最近、接触不良で調子悪かったのだけれども、ついにゴキッと鈍い音とともに陥没してしまいました。
バッテリーの取り外しは出来ないタイプ。アンビリカルケーブルを繋げないと内部電源が枯渇した時点で永久に活動停止してしまいます。
結果的に、ダイソーで買ったUSBケーブルを直付けする修理でなんとかなりました。
前々から、蓋を閉めた状態で充電したかったので、むしろ使い勝手は良くなりました。
ここにたどり着くまでにかなり苦労しましたが…。
ちなみにこのカメラ、製造終了後は結構なお値段になってます。ヤフオク見たら中古市場でも結構なお値段。需要はあるみたいだけど、いまさら実売価格が上がったところでメーカーには何の利益もないのがセツナイところ。
このジャンル、GoPro 一強で日本のメーカーは戦意喪失気味だけど、使い勝手はとても良く、個人的には後継機を作ってほしいのですけどねぇ…。
分解は比較的容易でした。
スマホみたいに接着されてたら厄介だったけど、ネジ止めなので、精密ドライバーさえあれば簡単です。
あくまでも分解は…。
陥没したUSBコネクタ(Micro-B)をサルベージ。前述のように再利用はしません。
余談ですが、バッテリーはPanasonicブランドだけど、製造はグループ企業のSANYOエナジー(北京)のようです。
ここにハンダ付けされてたUSBコネクタが剥がれてしまった様子。ピンアサインを調べると、
1 : +5V画像は拡大してます。実物はミッジのタイイングより細かい作業になります。
1番の+5Vは銅箔が剥がれてしまったけど、パターンを辿るとチップ抵抗に繋がってます。ここにハンダ付けすれば良さそう。単なる充電端子としてしか使ってないので、あとはGNDを繋げばよかろう!
少年時代から使ってる20Wの半田ゴテで格闘します。深夜まで頑張ってようやく付きました。
組み立ては分解と異なり超たいへん。
散々苦労してなんとか組み立て。
電源供給!充電されません。なんで〜?
調べると、充電専用で使う場合でもデータ端子が必要なようです。細かいこと言うと200Ω程度の抵抗器をデータ+−間に付ければいいのだけど、そんなもん付けるなら普通にデータ端子を配線したほうが手っ取り早いです。
データ端子のハンダ付けを試みますが、手持ちの半田ゴテでは何時間やっても無理。
心が折れました。
仕方がないので精密プリント基板専用半田ゴテとプリント基板フラックスを購入。道具で世界が変わるものです。ものの数分で作業終了。
電源ON!
起動しません。なんで〜?
散々調べて判明しました。
このフラットケーブルを差すコネクタ。(両端2箇所)
組立時にどうしても抜ける方向に力がかかってしまうので接触不良になりやすいです。
何回もやり直し、ようやく完成。
やれやれですよ。
ちなみにこの手の作業。
目が悪くなったので、もう、これ使わないと無理です…。
まだコメントはありません