フライでバス釣り
2017年09月23日の記事です
リーダー・タイイング・ツール(もどき)でノッテッドリーダーを作る
フラデバ用リーダーの自作
記事挿し絵

大田政宏さんの動画「Knotted 3section Bass Leader」を見て、僕もやってみたくなりました。

リーダー・タイイング・ツール(ブラッド・ノット・ツール)は、自作でなんとかしてみようってことで、こんな物を作成。

リーダー・タイイング・ツール(もどき)でノッテッドリーダーを作る

目玉クリップ、ミノムシクリップ、ビス、ナット、透明チューブ、釘、木片、の組み合わせ。タイイングバイスに取り付けて使います。

フラデバ用のテーパードリーダー。僕は比較的入手しやすい 0X 7.5ft を愛用してます。

リーダー・タイイング・ツール(もどき)でノッテッドリーダーを作る

ご存じのようにテーパードリーダーは短くても値段は大差なく、しかも、ティペット部は、フラデバ環境の根ずれに耐えられる気がしないので、カットし、捨てています。割高感が否めないのです。

ノッテッドリーダーは「つなぎ目が嫌だなぁ」と思ってましたが、政宏さんの動画を見て「ブラッドノットならこんなに綺麗なのかよ!」と驚いたのでした。

これは僕もやるしかありません。政宏さんはショックリーダーを使っていましたが、徹底的コストダウンを目指す当社としては、餌釣りコーナーの「大物ハリス」なるものを買ってみました。

リーダー・タイイング・ツール(もどき)でノッテッドリーダーを作る

浮力が心配だけど、このハリスはナイロンだから問題ないでしょう。スペックは「14号、65lb、直径0.620mm」と「8号、40lb、直径0.470mm」。この2本をブラッドノッドで結合します。

この先のティペットは今まで通りサージョンズノットで繋ぎます。僕の解釈としては2セクションのリーダー+ティペット。ま、結果3セクションで同じですけど、僕、ティペットはフロロ派なので別セクション扱いとしておきます。フロロは(たぶん)ブラッドノッドが向かないと思うし。

2本重ねてクリップで固定。センターのポール(釘ですけど…)で5回ねじります。

リーダー・タイイング・ツール(もどき)でノッテッドリーダーを作る

ブラッドノット、過去に何度か試み、「こんなんできるかー!」と速攻投げ出しましたが、ツールがあると簡単にできますね。

リーダー・タイイング・ツール(もどき)でノッテッドリーダーを作る

ぎゅ〜〜っと締め込む時、手の保護には(たしか)ダイソーで買った革手袋を使いました。

フラデバ釣行時に雷魚がきたら、これを使って口を開けようと、8年前に購入したものですが、幸か不幸か雷魚にフライを飲まれた経験無く未使用。雷魚に詳しいフラデバ仲間によると「バスのタイミングでアワセると早すぎる」らしいので、飲まれてない、もしくはフッキングしてないのでしょう。脱線しました。

リーダー・タイイング・ツール(もどき)でノッテッドリーダーを作る

結び目のチェックにはこんなルーペを愛用してます。学生時代、秋葉原の若松通商で買ったものを、30年以上も使っていますが、今でも、まったく同じものがAmazonで売られててビックリしました。シンワ測定というメーカーだったのですね。

リーダー・タイイング・ツール(もどき)でノッテッドリーダーを作る

ルーペの10倍のほうで見ると、こんな感じ。余分な糸、政宏さんは付け根からカットしてましたが、僕の技術ではスッポ抜けが恐いにで、これくらい残してみました。

長さですが、リーダー + ティペット の全長が、使用するロッドのティップからグリップまでを目安にしています。ぶっちゃけ計ったことなかったけど、この機に数値化し、愛用フラデバ・ロッド、7.6ftのフライトライUで、今回のノッテッドリーダーに当てはめると。

14号(80cm)+8号(70cm)+ティペット(60cm)= 210cm ≒ 7ft(213.36cm)

ライン結合時にズレるのであくまでも目安。ちなみにティペットの先端は、釣行で傷がついたら結び直すので、次第に短くなります。ティペットのみ交換の場合は、8号の部分が短くなり、その分、ティペットを長くして帳尻を合わせる予定です。

普段使ってるティペットはシーガーエース3号フロロでスペックを見ると直径0.285mm。

直径をまとめると、0.620mm → 0.470mm → 0.285mm

僕はタイイングでも何でも「釣り場でテストして完成」と思っています。

日曜日、何を血迷ったのか牛久でテストしてきました。

リーダー・タイイング・ツール(もどき)でノッテッドリーダーを作る
牛久釣行後

上の画像はテストから帰宅後に撮影したものです。ナイロンは吸水性があります。牛久のマッディーウォーターで多少茶色くなりましたが結び目は緩んでませんね。これなら、たしかに、余分な糸は根本からカットしても大丈夫かもしれません。

リーダー・タイイング・ツール(もどき)でノッテッドリーダーを作る
使用後は場所取らず

【使っての印象】

浮力:問題無し。キャスティング:問題なし。

巻き癖のつかなさ、根擦れ、糸の品質面ではテーパードリーダーより優れてると思います。

大物ハリス(50m巻き)×2種の購入金額が¥2,290(税抜)。10個も作れば元がとれますね。

動画で紹介してくれた大田政宏さんに感謝ですよ。

9/28追記

リザーバーで使ったところ、浮力不足を感じフロータント塗って対応しました。特にブラッドノットの繋ぎ目から表面張力を破って沈みやすいです。牛久のマッディウォーターでは問題を感じませんでしたが、新たに購入する場合は別のラインにしたほうが良いと思います。

【関連記事】

自作ノッテッドリーダーの浮力不足発覚

テーパードリーダーの浮力もたいしたことなかった話し

記事の日付:2017年09月23日

コメント

1) カッパ 2017/10/01(日) 23:43:00
ティペットが4号? 凄い! 小物釣り師のカルチャーショックです。
故西山さんも3セクションのリーダーを使って沈める釣りをされていたそうなので、正直な話細かなテーパーなんてそれほど必要ないのかも知れませんね。
シマケンループの時もツールの効果に感動しましたが、このツールも綺麗な結び目が出来るのですね。これまたビックリです。
私も沈めるフロロのリーダーには3セクションも使うので、このツールさっそく使ってみようと思います。

2) 車田 2017/10/02(月) 07:43:22
ツールがないと出来る気がしませんよ。最初に考えた人は偉大だと思います。
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