嬉しい50up

3年ぶりのレアキャラ登場。やっぱ、このサイズに出会えると興奮しますよ。

50cm

フラデバのベストシーズンは6月前後だと思います。梅雨が明けると、マズメ時はそこそこイイけど、日中の釣れない時間が長過ぎるし暑すぎる。そして8月に入ると何故かバイト数がガクっと減ります。そして9月になるとシャローが閑散としてきます。陸上よりも水中のほうが秋の訪れは早いように見えるのです。

僕はこの時期のフラデバを人には勧めません。聞かれた場合は「もうベストシーズンは終わっちゃったよー」とか「もう、厳しいよー」と答える事にしています。しかし、今までに釣った50upは全てこの時期なのですよ。今日、また想いを強くしました。「フラデバがアツイのは夏から秋へ季節の変わり目だ！」一般人にはお勧めしないがマニアにはお勧めしたい。でも、まあ、フライでバスを釣る行為自体が一般人には勧められないですかね？

本日の状況

35cm

フローターを準備し、釣り始めたのは朝の9時半過ぎ。家は5時前に出発したのに渋滞にハマリ4時間以上かかりました。

しかし、なんということでしょう。開始2分で釣れました！

ひょっとしてベストタイミングに到着したのか？

なんてことは、まったくなく、その後はノーバイトの猛攻です。ま、9月のフラデバにありがちな普通のことですよ。そう思わないとやってられません。

今日は1匹で終わるのか……。諦めかけたその刹那、唐突なイベント発生。バスのボイルを目撃しました。さっき攻めた所なのに……。

もう、秋パターンなんですね。バスはストラチャーに付いているというより、ベイトに付いて動き回っているようです。

物凄く非効率ながら進路をＵターンします。ボイルの主が回遊してるとなると一刻を争います。こんな時は歩くより遅いフローターが大変もどかしい。

43cm

時既に遅しか……。思う所で反応がありません。別の場所でボイルしてないかと周囲をキョロキョロ見渡し、ふとフライに視線を戻すと、バスがバイトし水中に消えるところでした。

ほんと余所見した瞬間って不思議と喰います。その昔、ヘラをちょっとかじった時も、ヘラ浮きから目を離した一瞬の隙に、竿を持って行かれそうになった事が何度もあります。

このバスとファイト中、別の場所でボイルを目撃。突然、魚っ気がむんむんと伝わってきます。ついさっきまで閑散として、ノーバイトの猛攻だったのに。フィールド豹変。

釣ったバスをリリースし、ファイト中に見たボイルの主を探しに行きます。残念ながら行方不明のようです。

しばらくすると突然のバイト！ 焦ってフッキングミス。針掛かりしてないからとフォローを入れるも行方不明。ちょっと掴みどころが無いけど、明らかに時合は続いています。

そして冒頭の50cmが釣れたのでした。釣りって、釣れる時、釣れる場所に、キャストし続けている事が大切ですね。この日を振り返ると「このタイミングしかない」って時に釣れました。

ごーじゃっぷ（冒頭と同じ魚です）

ごーじゃっぷの口

傷一つない綺麗な魚体、というわけではなく、フライがフッキングした反対側にも針穴が空いていました。

でも、まぁ、ここで釣れるバスのなかでは、かなり綺麗なほうだと思います。なんたって、ごーじゃっぷですよ、ごーじゃっぷ。

スポーニング時期とか夜釣りとかじゃなくて、日中に正々堂々と釣ったのがいーじゃないですか。まー、釣りは圧倒的に人間有利な戦いなので、偉そうにフェアプレイ云々言っても滑稽なだけかも知れませんが。

その後42cmを釣って時合終了。このバス、口の中にワームフックが刺さってたので取ってあげました。このフィールドで、もう、何度も針を取ってあげてるので、いつかは鶴のように「恩返し」してほしいものですが、釣られたバスのほうからしたら「仕返し」したい気分なんでしょうなぁ。

その後は再びノーバイトの猛攻。

なんか、時合でパタパタっと釣れて完全に終わる、シーバス釣行のような気分でした。

上陸ポイントで合流したフラデバ仲間と情報交換＆雑談しつつ撤収。

帰宅後、10秒の自慢動画をツイートしたら、タイムラインのすぐ下に「ロクマル釣れました」のすっげー画像。インターネッツは残酷だ。全国レベルで自慢するにはナナマル釣らなきゃならないなぁ……。