フライでバス釣り
2017年06月16日の記事です
HSポッパー(改良型)バスフライ
熱収縮チューブでバスフライを作ってみました(その2)
記事挿し絵

以前は「熱収縮ポッパー(試作版)」と表記してましたが、すっかり1軍入りして実績を積みました。しかも撃沈アングラーの聖地、あの牛久!で釣れたのを記念し「HSポッパー」と改名します。なぜならこのほうがカッコイイからだ(笑)。ちなみに「HS」は heat shrink 、熱収縮を英語にしただけです。

1年の歳月を経て改良した結果、コストダウン&耐久性の向上!を実現しました。

HSポッパー(改良型)バスフライ

【特徴】

  1. ナイフで削ったり塗料を塗ったりの面倒くさい工程ほぼゼロ。
  2. 乾燥待ち時間もほぼゼロで釣行前夜に作れます。
  3. チューブとEVA、共に柔軟性に優れ、外力に臨機応変な対応。
  4. そして後方が三次曲面のため構造的に堅固。
  5. バスを何匹釣っても壊れない、しかもアイがとれない、消えない。
  6. 岩盤にぶつけるキャストをしても割れない。
  7. 何だかこのフライで幸せになれるような気がしてきました。(個人の感想です)
HSポッパー(改良型)バスフライ

まずは、透明の熱収縮チューブを入手します。

amazonで探すと簡単にみつかります。 僕は去年、ELPAってやつの10φが134円(送料無料)で買えましたが、さすがに今現在は送料無料で買えないようです。ホームセンターには黒しかなかったりするのが悩ましいところ。

HSポッパー(改良型)バスフライ

後方だけピンポイントで収縮させたいのです。

まず試したのは、熱湯ちょん漬け。しかしこのチューブ、115℃以上必要なのでダメでした。

色々試した結果、画像のようにM10ネジに差してライターで炙るのが最も簡単で手早く綺麗に目的の形に収縮します。炙り過ぎると燃えるので注意。火加減は下の方に貼った動画でみて下さい。

HSポッパー(改良型)バスフライ

毎度おなじみダイソーで売ってる「EVAつながるマット」。やや大きめにカットして、ぎゅうぎゅう詰めにするのがポイントです。

一旦12mm角程度にカットしてから、面取りで丸くします。面取りは雑で大丈夫。ぎゅう〜っと詰めれば綺麗になります。

HSポッパー(改良型)バスフライ

ヘッド後方はこんな感じにハサミでカット。

スレッドを巻く為の突起を作ります。

HSポッパー(改良型)バスフライ

シャンクを通す穴を開けます。

フックは信頼と実績の「がまかつB10S」。何匹釣ってもポイントの鋭さが長持ち。錆びないし、ホント気に入ってます。これでフッキングしないのは僕の技量が未熟だからと諦められるほど信頼してます。10φのチューブでバランスするサイズは#2〜#4ってところ。

ウイードガードはフロロカーボン14号(50lb)。

HSポッパー(改良型)バスフライ

先にテールを取り付けます。スレッドで巻いた部分がチューブ内に隠れるようにやや前方寄りにします。これによりハックルを省略してもカッコがつくようになります。コストダウン成功!

テールのマテリアルはお好みで何でもいいと思います。マイブームはEPファイバー。何がいいって「耐久性」が素晴らしいです。マッディウォーターで変色しないし、何匹釣ってもファイバーの欠落がありません。ただ、静止状態での「ゆらめき」はイマイチ。ロングポーズでスレバスを誘うような使い方には向かないと思います。

HSポッパー(改良型)バスフライ

次にヘッドを差し、前述の突起に巻きとめます。テールが邪魔なのでちょっとコツが必要。

普通のポッパーのようにハックルを巻きたい場合は、ヘッド、テールの順が懸命です。

ハーフヒッチで処理し、一旦スレッドは切ってしまいます。

HSポッパー(改良型)バスフライ

前方にスレッドを巻きウイードガードを巻きとめます。抜けないようにライターで球状に。

HSポッパー(改良型)バスフライ

巻きとめた部分は瞬間接着剤で固めます。

シャンクを伝わってEVAまで浸透させると更に強度アップ。付け過ぎは厳禁。

HSポッパー(改良型)バスフライ

適当な紙に黒目を書きます。

今回はダイソーEVAシートに入ってた紙を使ってみました。

HSポッパー(改良型)バスフライ

紙パンチで打ち抜きます。

HSポッパー(改良型)バスフライ

両面にセメダイン・スーパーXをたっぷり塗り、ピンセットを使ってチューブとEVAの隙間に挿入します。

原価ほぼゼロの激安アイ。

何匹釣っても、取れない、消えない。超ハイコストパフォーマンス!

ちなみにアイは人間へのアピール力を高める為に絶対必要ですが、肝心の魚の方はまったく気にしてないと思われます。

試作版はドールアイを接着してました。見た目カワイイし、ラトル効果も期待したけれど、何匹も釣ってると、とれちゃうんです。しかし、そのまま使い続けて釣果に影響は感じられませんでした。でも、まぁ、アイがないと、バスフライっぽく見えないんですよね。

上の説明で分かりにくい部分は動画を参考にして下さい。4倍速で3分45秒に編集しました。

YouTubeで見る場合はこちら → youtu.be/UQcpPUOmdTo

記事の日付:2017年06月16日

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