MSC(メイフライ・ストーンフライ・カディス)という有名なパターンがあります。特定の水棲昆虫を模したものではないけど、だいだいそっれっぽく見えるというコンセプトです。
同様のノリでワタクシが考案したバスフライ。必殺ボトム攻略スーパーウエポン。霞に棲息する ゴリ・エビ・ザリガニ に、だいたいそれっぽく見えます。数年間の開発テスト期間を経てここに公開。これを使えば真冬のバスも簡単に釣れてしまうのだから驚きだ!(←ホントかよ)
基本的には以前紹介した冬ギルフライを二回り大きくしたもので構造も準じます。ブルーギルは釣り難くなりますがバスとアメナマはこちらのほうが釣れてますし、何せ手返しが良いです。
最も重要なのはマテリアルの選択。ボリュームあるゾンカーテープが入手できれば簡単ですが、市販品は当たり前ながらトラウト用が多数派。僕の行動範囲ではなかなか目的のモノが見つからず、ラビットスキンを自分でカットすることとなりました。裏面からカッターナイフで裁断します。チト面倒ですが1本あたりの価格は安くなるし、好みに調整できるのがグッドであります。
カットする幅でフライのボリュームが決まります。マテリアルの個体差にもよりますが5〜7mm程度が目安。長さは5cm前後で裁断したテープを無駄なく均等分割します。
フックはTMC300の6番を使います。
シャンクには装飾品で手芸用の紐(ラメ入り)を被せてますが省略しても釣果に影響ないと思います。でも、ポッパーのアイ同様、人間の見た目効果は馬鹿にできないので付けてます。お好きなマテリアルで代用してかまいませんが、厚みがあるとフッキング性能が低下し逆効果なのでご注意下さい。
フックポイント上向きでバイスに固定。カットしたラビットスキンを画像のように突き刺します。刺す場所はワームフックにワームを差す要領で判断します。怪我しないよう注意してね。
ラビットスキンが弛んだり突っ張ったりしないよう入念に位置決め。ここを失敗すると水中での姿勢が悪くなり、「釣れない」「根掛かる」の二重苦になるので要注意!
位置が決まったら先端のみシャンクに巻き留めます。後方は自由に動くのがポイントです。
アイのボールチェーンはやや大きめのものを使います。ホームセンターで購入。スペックは忘れてしまいましたが、物差しをあてると直径4.0mmです。ペンチorニッパーで簡単にカットできます念のため。
状況によってはダンベルアイが有効かも知れませんが、シャローフラットな霞水系では今のところ足りています。あまり重くするとドッタンバッタンしたキャストで「何だかスピニングで投げたほうがいいんでないの状態」になるし、この程度が使いやすいと思います。
アイから5mm程度の位置にたすき掛けでしっかり留めます。
アクセントで光モノ。フラッシャブーを取り付けてウィップフィニッシュ。
もしアイが曲がってたら矯正したのち瞬間接着剤で固定。上州屋レジ横で売ってるαメイトを愛用してます。
以上、比較的簡単に完成します。
カラーは水中でシルエットがはっきりするだろう黒。そして人間から見やすい黄色を使い分けてます。
クリアウォーターで釣りする方はオリーブがいいかも知れませんね。
重量0.8g程度。
全長は7cm程度です。
ファーは軽く、リトリーブ中は水の抵抗も受けるので安定したキール姿勢になります。ラインテンションを緩めればクラウザーミノーのように下向きの姿勢で速やかに沈みます。
霞で本物とツーショット。
小刻みにアクションを加えるとエビやザリガニっぽく、ロングに引くとベイトフィッシュっぽくなります。
最近ではこちらの動画がこのフライでバスを釣ってますのでご参考に > https://youtu.be/f4mAHnMxPxA
動画で使用してるのは車田マーカー2号ですぜ。
最近、フックはB10Sを多用してます。何故ならB10S信者だから(笑)
フックサイズは#4〜#6がいいと思います。
↓動画も作りました。近所の似鯉釣り用のB10S#10最新Ver.で紹介してます。詳しく解説してるので見て下さい。
価格設定は難しいでしょうけど・・・
この釣り難い時期に釣れてる動画に合わせてフライを売ったら、釣り人が沢山釣れるかもしれませんね。
フラデバアングラーの絶対数から考えて沢山は釣れないでしょう(笑)
miyaさん>
売り物には売り物の性能が求められるのでしょうね。