5年ぶりの河口湖。これだけバス釣りにハマってるのに縁が薄く、というか釣れる気がしなくて、ちばらきFF 16年の歴史にして4回目の釣行です。たまに、うっかり行きたくなるんですよねぇ。
過去3回は釣友のガイドでオマケ的な存在。しかし今回は史上初!自ら「河口湖でデカバス釣ってやるぜ!」の強い意志で出撃しました。
朝5時に自販機で遊漁券を購入。まずは湖面の調査から。曇りで抜群の釣り日和。しかし水面が白く光っちゃうのがデメリット。せっかくのクリアウォーターなのにイマイチ良く見えませんわな。
うっ!発見が遅れました。もはや目前数メーターに40後半と思われるバス。「ここまで近づいちゃったら難しいだろうなぁ〜」でもキャストしないと始まりません。バスは悟りきった表情で迷惑そうに、ゆっくりゆっくりフライから遠ざかっていきます。さっすが河口湖の見えバス。魚体は立派で態度もご立派です。
視界が悪いせいか5年前より見えバスが少ないような気がします。HASUの数とサイズは明らかに減少しましたね。代ってニゴイの魚体が目立ちます。たぶん本日のコンディションでフライで釣るベストな魚種はニゴイだと思います。しかし持ち合わせのバスフライで釣るのは難しそうだし、初志貫徹で大きなバスを探します。
毎度ここのバスはポッパーへのリアクションバイトで釣れる気がしません。イワイミノーを筆頭にサーフェス系のフライをいくつか用意してきました。しかしナチュラルに誘うにもどうしたものか? そもそも本物の小魚が沢山居るなかボケ〜と浮いています。釣れるとしたらボイルしてる奴なんかなぁ…。
そのボイルは2回見ました。どちらも当方の足音に驚き逃げた小魚へのボイル。どちらも単発で再現性が無いのが困りもの。意図的に小魚を脅かすと何事も起こらず。ヤラセをも見抜かれているのか?
11時。クルマと徒歩で湖を一周、目ぼしいポイントを回ったところで睡魔に襲われ仮眠します。ここまでチャンスらしいチャンスも無く、見たバスの総数は小バスを除くと5匹ぐらい。もちろん釣果は無し。
14時より午後の部開始。クルマで無暗に動かず決め打ちしたポイントでヤル気に満ちたフレッシュなバスの回遊を待ってみました。
結果的にバスは回って来ず失敗。居付きの3匹のバスと顔見知りになっただけなのでした。時間を空け「すいません今度は釣れてくれませんか?」とフライを投げると「お前また来たんかい」とゆっくり逃げていきます。
夕マズメを期待するもバスは回ってきません。ポイントを間違えたのかなぁ。無釣果ではあまりに寂しいので#10のフライを沈め、サイトでギル君を狙ってみます。これとて簡単でなくフックを避けマテリアルの端っこしか食いません。「お前はカワハギか!」
ようやくギル君1匹釣り退散。河口湖、簡単じゃないですなぁー。
単独釣行は基本的に高速使わない主義。しかし行きは特例で深夜30%引きの2,630円を使いました。帰路、50upがボコボコに釣れ上機嫌ならともかく、割引無しの3,750円なんか払う気になれません。信号待ちが大嫌いなので道志道がお気に入りですが、今回は甲府→奥多摩湖→青梅ルートを使ってみました。甲府−奥多摩湖間がとんでもない峠道。霧に包まれた夜に走る物好きは居ないようで、貸切の単独走行です。すれ違った対向車は2台のみ。ぬっと出現する鹿(♀)に驚くこと2回。ヘッドライトに照らされ浮かび上がる鹿の顔はグレイタイプの宇宙人みたいで、UFOに連れ込まれ記憶を消されるんじゃないかとビックリしますよ。あっ、だからバスが釣れた記憶が無いのか。
水質汚染に強いニゴイと鯉ばかり沢山見るようになりました。
故西山さんのユスリカのライズの釣りなんて夢の夢です。
ネットの先輩方が、浅川にフローターで浮いていた時代がなつかしいです。
因みに、あんなにイージーだった精進湖も釣れなくなりましたね。