今回はフライトライU付属リールのお話しです。
僕はフライトライUを2セット持ってるのに加えて、某ファミリーセールで単品購入した(たしか1.5K円)実質的に同じものを去年の秋から使っています。
ここ10ヶ月ほぼ毎週のようにこのリールを使ってきたわけですよ。ぶっちゃけ○ィムコの開発スタッフよりも使っているのではないでしょうか? たぶん彼らは普段もっといいリール使っているだろうし。
じつは最近買った2セットのうち1つの調子がイマイチです。ドラグの滑りが悪くラインの引き出しに苦労していました。
思いきって分解してみました。
分解時の注意事項。ドラグ調整時にカチカチっとクリック感を演出する目的で小さな金属球がはめ込まれています。これがポロっと落ちてきますので無くさないようにしましょう。
分解すると「おやおや…」錆びてます。
でも、構造的には予想を上回る、ちゃんとしたディスクドラグです。部品はチープで精度もイマイチだし本格的に走る魚を掛けたら放熱が追い付かないと思われますが、設計には感心するものがありました。
僕は単品で万札使ったのに、部品はゴージャスながら設計がポンコツで、使用まもなくドラグが空回りするようになってしまったダメなリールを持ってます。買ったからには徹底的に使う主義なので、自分で改良し今でも現役で使ってますが。
それに比べりゃ、高めのフライライン1本の価格でフルセット揃うキット梱包モノとしては上出来です。しかし前述の錆びが回り込んでディスクの滑りを悪くしてる状態でした。
結果的には「錆び落とし」と「注油」でめでたく解決。この個体、他の2つと異なり、新品未使用の段階でドラグの渋さを感じていたので「最初から錆びてたんじゃないか疑惑」があります。製造時のミスで本来されるべき注油が行われなかったのかも知れません。
組み立て時の注意事項。画像の六角ナットをきっちり締めたくなりますがそれをやってはいけません。これに被せる樹脂パーツが同六角凹状であることに着目しましょう。これは固定ネジでなくドラグ調整ネジなのです。
つまりこれを締め付けると常にドラグがキツキツの状態になってしまいます。適度に緩めた状態で樹脂パーツを被せます。その時点でドラグ調整範囲が決まってしまう事にも注意しましょう。
そして前述の落ちやすい金属球のハメ込みもあり、この作業はそこそこ難しいです。でも他の2つも点検の目的で分解したので3つめではすっかり慣れてしまいました。
ちなみに他の2つの分解報告。10ヶ月雑に使った単品購入モノは問題個所の部品が真鍮色で明らかに材質が良いです。錆びは一切なし。ただハンドルにバリがあるなど付属モノに劣る点もあります。もう1つのフライトライU付属品はまだ未使用です。こちらも錆びは一切なし。やっぱこの個体がハズレなんだと思います。
もしハズレを引いてしまいドラグを最弱にしてもラインの引き出しに苦労する場合、分解組立に自信が無いのなら、まずは画像のように注油してみるのも一考かと思います。それでもダメなら注意深く分解すればよいのではないかと。
このリールをこれだけ真剣に使おうとしてるの世界で僕だけなのかも知れませんが…。
【次回予告】
釣友が付属ラインを熱溶着で延長したところ具合が良いとのことなので僕もやってみようと思います。
【ナチュラム】
私は最初からコンポ69を付けてます
キットの希少性を尊重してオリジナルでやりたいのですが
ラージばっか使ってると何だかもひとつで?
ラインはちょっと太くないですか?
私はリザーバー中心ですので距離が欲しい為8番を
入れてます
9番だとホールが忙しくゆっくり釣り出来ないので
どないしようかと思案中です
車田さんはどんなラインを使ってますか?
1つだけ質問があるのですが、シンクティップはタイプいくつを使っているのでしょうか。もしかしたらどこかに書いてあるかもしれませんが、まだブログを全部見きれていないので、ご教示頂ければ幸いです。また遊びにきますのでよろしくお願い致します。それでは失礼致します。
僕はTypeUのシンクティップを使ってますがどのシンクレートが良いかはフィールドに依存すると思います。
ボラのFFは僕も好きですよ。あの引き味はなかなかのもんですよね。