【概要】
マックフライで培った技術を応用したフローティングミノーです。マックフライはポッパーに反応しないが食い気はあるバスをテンポ良く拾うには良いのですが、ジャンクフードに食傷気味でグルメなバスにはこちらのほうが効く気がします。
また、祝ミノーは追ってくるけど食わない、食っても弾かれフッキングしない、フッキングしてもバレるとお嘆きの方もお試しください。
【マテリアル】
フック:がまかつ B10S#6〜8【1】
ポイントの優れたB10Sを使うのがポイントです。(←シャレです)
極太フロロ14号を画像のようにスレッドで巻きヘッドセメントで固めシャンクを延長します。この工程で全体のバランスが決まってしまうので慎重に作業しましょう。
肝は画像のよう「へ」の字形に作ることです。これにより実質的なゲイプ幅が広くポイントが上をむいた バス向きな軽量ロングシャンクフックが完成します。
この段階でウイードガードも巻き止めておきます。こちらはフロロ14号では固すぎるので銀鱗8号を使ってます。巻き止めはゲイプの曲がり始め程度までとします。これにより一匹釣っただけでカクと曲がってしまうことの防止となります。
【2】
ヘラ浮き用7mm発泡バルサを発泡スチロールカッターで斜めカット。
この斜めカットはルアーのリップ的な意味がありんす。
後方は鉛筆削りで整形します。
発泡スチロールカッターでフックに取り付ける為の溝も作っておきます。
なお、カッターは発熱量が多めのものを買わないと難儀するとの情報があるのでご注意を。僕が使ってるのはAC100V電源6W品です。
【3】
次に発泡バルサにフックを接着しますが接着剤は特に重要です。選択を誤るとライダーに蹴られたショッカー戦闘員のごとぐ融けてしまいます。カッチカチに固まるのも良くないと思います。ウルトラ多用途SUかスーパーXがお勧めです。次点でセメダイン発泡スチロール用。
ウルトラSUとスーパーX両方持ってますが、コニシ社かセメダイン社の違いはあれど、僕が使った印象で両者は実質同じものです。
特撮ファンはウルトラ、アメコミ好きはスーパーを使っては如何でしょうか?
【4】
表面全体に接着剤を塗りマイラーチューブを被せます。
【5】
スレッドで縛りテールのマラブーを取り付けます。画像では未実施ですが、マラブーの付け根5mm程度を接着剤で固めておくとテールがフックに絡む鬱陶しさから解放されます。
ウイードガードの先端はライターであぶり球状にしてスッポ抜け防止加工した後にスレッドで巻き止め接着剤でコート。
人間へのアピールを高める目的で雑にペイントアイを描いてますがドールアイを付けたりしても楽しいでしょう。この辺はお好みで…。当のお魚は大して気にしないようです。
【使い方】
リトリーブすると数cmダイブします。ポーズでゆらゆらしながら浮上。ぽっかり浮いた時がバイトチャンスです。
スプーキーなバスは若干ポーズを長めにとります。地味に誘っても良いでしょう。マラブーのゆらめきで更なるバイトチャンス!!!なんという幸せ!(※個人の感想です)
先にギル子ちゃんが反応しちゃうようなポイントには向きませんあしからず。
画像はスジエビを吐き出したバスが釣れたところ。フローティング・シュリンプとかあんま聞いた事ないけど、ま、釣れりゃいいっしょ。
冗談はさておき、このエクステンデッド・ボディはさすがのアイディアですねぇ。
それにフラットフィッシュが釣れる理由も分かったような気がします♪
お見事ですっ。