【前回までのあらすじ】新型ポッパーの開発。強化タイプで一旦は完成と思えるも、気がつけば作業工数が増え、当初のコンセプト「いかに簡単に作るか」から、ちょっとブレてしまったかも……。
てなことで、新たなアプローチ。柔よく剛を制す。やはり柔軟性を重視したい。ホームセンターであれこれ考え専用治具を作成。EVAの柔らかさを活かしつつ、この形に成形することに成功。
これぞ決定版!と自画自賛。でも、フィールドでテストしたところ……。
アクションとポップ音が僕の好みでなくガッカリです。素材、形状、浮力のバランスで微妙に水噛みが変わるんですよね。別に、このままでも使い続ければ釣れると思うけど。というか、針さえ付いていれば、いつかは絶対釣れるはずなのですけど。このままではモチベーションを保てません。また課題ができてしまったなぁ。ちなみにチューブとEVAの組み合わせ、10φだと好みのものが作れてるけど、いま取り組んでるのは13φ。大きくするって思ったより単純でなく難しいです。くどいようですが個人的好みを除外すれば釣れると思うけど、キャストしててリズムに乗れないと釣れる気分になれないのですよ。
てなことで、前回のバージョンで釣りました。
嬉しい40upですが、口が傷だらけ。これぞ関東のバスですよ。悪い意味で。
でも、同じ魚を別角度で撮ると……。
綺麗なバスじゃないですか。もう、撮り方でどーにでもなるんですよね。尾ビレも縦の切れ目が入りまくりだったけど、黒いフローターエプロンを背景にすると目立ちません。(笑)
バス雑誌の表紙を飾ってるバスなんかも、実はボロボロの魚体かも知れませんよ。なんたってプロのカメラマンが撮ってるのですから。
余談だけど、バス雑誌の表紙に代表される、遠近法を使って40cm程度の魚を80cmぐらいに見せる撮り方大嫌いです。リアリティを感じないんですよね。日本広告審査機構に「大げさな広告」として訴えたくなりますよ。
バス釣り番組でよく耳にする、計りもせずに「余裕で50up!」も放送禁止用語にして欲しいです。超嘘くさいんですけど。あっ、でも、荒井健太さんが40cmそこそこのバスがヒットした瞬間「ごーじゃっぷ」と叫ぶのは、芸として完成の域に達しているので大好きです。
閑話休題。本日は雨のなかスタート。今年の夏は涼しくて釣りには最高です。
でも、意外と渋くて苦戦。冒頭のバスが釣れたのは、雨が止み、蒸し暑くなってからでした。
暫くして、フィーディングバスを発見!
発見時に聞いた野太い捕食音で「ごーじゃっぷ」かと期待したけど、釣ってみると31cmでした。(笑)
その後、気が抜けた頃に反応あるけど、釣果には結びつかず。
なんだかんだ時が経ち、空はすっかり晴れて強い日差しが……。
「雨のち晴れ」って良い記憶がありません。終わったか?
そして日向は拷問級の暑さ。たまらず日影の岩盤エリアに避難。近年あまりパっとしない岩盤の釣りをやってみましょう。
なんと!意外。早々にヒット。
冒頭のバスと同サイズの42cm。魚体は比べものにならないほど綺麗でした。
その10分後にまたヒット!
時合来たのか?
さらに追加。調子いいです。しかし、移動が遅いフローター。そろそろ上陸ポイント付近に居ないと不安です。それと上陸ポイント付近って、実は魚影が濃いことが多くて、こちらで釣れてるなら、あちらは大フィーバー状態になっているのではないか?
そんな期待は大ハズレ。大フィーバーなんて微塵もなく、普通の関東ハイプレッシャーフィールドでした。帰ろう……。
2週前、豪雨による緊急撤収時に紛失したフローターバルブパーツの一部を回収しました。
発見した時は宝物を見つけた気分でしたよ。
クルマに轢かれたようでヒビが入ってますが接着すれば使えると思います。
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