ルアータックル片手に近所の川を偵察していると、テンション高そうな草魚を発見!
流下する草を探しては頻繁にライズしています。この光景。ウォームウォーターFFアングラー的には挑戦状を叩きつけられてるような…。しかも勝算は高いとしか思えません。川は減水中。岸際の草に手が、じゃなくて、口が届かないのでしょう。空腹を満たすために水面キョロキョロ。フライで釣ってくれと言わんばかり。
面倒くさいけどクルマに戻ってタックルチェンジ。頻繁にライズする様子からして水面にそれっぽい物が浮いてりゃ何でもOKな感じだけど、万全を期すためにも手持ちのフライから草魚のお口に合いそうなのを選別します。急げ!急げ!
水辺に戻ったのは20分ぐらい経過してからでしょうか。辺りを見渡すと居る居る。デカイから発見は容易。ここまで大きいと天敵が居ないのでしょうね。鳥などに怯えることもなく余裕でライズしてます。しばらく観察。周回コースを把握。総じて足場は悪く、そして高いのですが、なんとかランディングできそうな所で待ち構えます。
まずは手持ちで最も草っぽい「チャートカラーのディアヘアで作ったマドラーミノー」を試してみます。いきなり高反応! バイトの仕方が鯉と同じですね。スローモーションで口を水面に出すも間合いが合わず空振ります。もう一回。今度はバックリ咥えました。フッキングに成功するとバッタンバッタン暴れます。鯉ならここからダッシュする場合が多いです。しかし、草魚はエンジンが掛からないようです。なんと申しましょうか。淡水界の帝王(引かない部門)のワタカを彷彿とするファイトです。いや、ワカタを超える引かなさではないか? 巨大なのでロッドは大きく曲がり、そう簡単には寄りませんが、図体に見合った推力を感じません。動物に例えると、その食性からもホルスタインですね。ま、この巨体でバッファローのように突っ走られたら手に負えないでしょう。この引かなさ、むしろ歓迎です。
数分のファイトで無事にランディング。
この目の位置からして自分の口元は良く見えないでしょう。一発目、空振ったのは微妙にドラグがかかってたのだと思います。通常、草は逃げないからこれでOKなのでしょう。対して、突進!噛みつきハンター系の動物は口が前方に突き出して、獲物の動きに対応しやすい構造になってますよね。魚で極端な例がカジキ。あれは噛むというより突くのかな?
てなことで、名実共に草食系サカナの全長は93cmでした。高身長なのにモテないのは顔がブサイクだからでしょうね。これにスチールヘッドの顔が付いていたら全国のFFマン垂涎のターゲットになる?か、どうかは不明です。
フライトライU、改めてウォームウォーターFFロッドとしての万能ぶりを再確認。草魚ロッドとしてもかなり良いです。このようなヘビー級の魚をポンピングで寄せるにはショートロッドのほうが楽ですよね。取り込み時に暴れられても小回りか効いて扱いやすい。カーボン含有率が低いおかげでよく粘る。反面、魚の脈動は伝わりにくいが、そんなに多くを求めてどうする。ティムコのホームページからも削除され、正式に絶版になってしまいホント残念。まぁティムコの思惑は「FF裾野の拡大」でしょうから。「FF界の辺境で話題」になってもメリットないですわな。
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ここのポイント、本当に凄いですね。
自分もこのGWに霞ヶ浦に行ってこようと思ってます。
出来れば河口湖でギル釣りもしたいのですが、こちらは行けるかどうかの所です。
GW中は田植えが盛んなので濁りが入ったらポイントを移動したほうがいいですよ。
うちの方で釣ったソウギョ(約120p)は流れに乗って揚げるのがかなり大変でしたよ〜!
コイ科巨大魚がコイ以外いないメトロではまったくご無沙汰です。
そういえば,利根川ではよく岸際の草が1.5mはあろうかというソウギョにバクバクちぎられていたのを思い出します。エサだと,ホウレンソウでしたっけね?
1.5m級を釣るとなると怪魚ハンターな人達のように川に飛び込んでランディングする勇気が必要ですよね。
フライを喰わせるには絶好のタイミングでしたね!(羨)
次回は是非、ロッドを口に咥えて、入水してのスティールヘッダー風の写真を期待しております^ ^
それはもう全身青臭くなること間違いなし!!
草魚は尻尾の付け根が太いからカッコよく持つのは難しそうですね(笑)