10年目にしてスローパンクチャーが発覚したJU−1。寿命が近づいているのは明らかですが、全体的にはまだしっかりしており、廃棄するにはあまりにもったいないのです。
ダメもとで修理を試みてみました。
エア漏れ調査結果は、生地が交差してる部分から6ヶ所、接着面の剥がれから2ヶ所でした。根本的に解決するにはエアが漏れるルートの入口(内側)を塞ぎたいところですが、切開手術が必要になるので、出口(外側)を接着剤で塞ぎ延命することにします。
接着を成功させるカギは下地処理にあると思っています。
汚れを削り取ると同時に一皮剥きます。
最初は、自転車屋さんがパンク修理で軽石を使っていたのを思い出し、紙ヤスリや棒ヤスリでやってみましたが、作業が捗らないし肝心の段差部分がうまく削れません。
ポッパーヘッド加工用に買ったリューターを試したところ、すこぶる調子が良くて段差部分の汚れも、みるみる削り取れます。気分的には歯医者さんですね。
接着面が剥がれている箇所です。つまようじでチェック。
こちらも汚れを徹底的に除去しリューターで一皮剥きます。
接着剤を充填します。穴を覆い隠すのでなく核心部を埋めたいのです。ダビングニードルで浸透を促しながら充填しました。作業は当然ながら空気を抜いた状態で行います。
買い置きのセメダイン・スーパーXが丁度切れたので、新しく買ったボンド・ウルトラ多用途SUを使用。両者は実質的に同じものなので、特撮ファンはウルトラ、アメコミファンはスーパーを選べばいいと思います。
エア漏れ8か所に加え、弱ってそうな3箇所、計11箇所に行います。生地が交差してる箇所は新たにできそうなエア漏れルートも予測して充填します。
この接着材は「24時間で完全硬化し弾力性のあるゴム状になります」とのこと。ウエーダー補修で実績があるのでかなり信頼しています。
硬化後、空気をパンパンに入れ石鹸水でチャックしたところ予想以上に良好です。上手く延命できたのでしょうか?
次回はフィールドテストしてみます。
フィールドテストの結果に期待ですね。
過去の購入履歴をみたら寒い2月ということもあるかもしれませんが40980円でした。
7000円近い価格差は大きいですね。
た〜。さんの乗ってるアキレスのフローターにジョイクラのハイポジシートは問題無く使えるので資源の有効利用が出来ます。
それとエアポンプのバルブ径が多少違うのですが手で押さえながら空気注入も出来ます。