ESポッパー「軽そうですね」とコメント頂きました。オカルト万歳!釣り師嘘八百の世界では、計りもせず「軽いですよ〜!」なんて返答してもOKなんでしょうが、ふだん大嘘ばっかほざいてる釣り人の罪滅ぼしとして、少しは真面目にやってみます。精密計りを取り出しました。安物ですけど。
直径12mmのストローとB10S#2で作ったもので0.76グラム。
これだけでは軽いのか重いのかサッパリわかりません。比較対象が必要です。
市販品はあまり手持ちがないのですが、ワゴンで叩き売られてたブルーギル用と思われるポッパーを計ってみましょう。
0.81グラムです。
が、フックが違い過ぎるので単純に比較できません。
この市販品、キンクシャンクのポッパーフック、サイズは#6を使ってると思われます。
手持ちのポッパーフックは#6が無いので、マルト製s30 8号を計ると0.1グラム。
同s30 4号が0.25グラム。
上記市販ポッパーのフックは中間の0.18グラム程度ではないでしょうか。0.18引くと0.63グラム。
B10S#2単体では0.31グラム。
ESポッパー総重量から0.31引くと0.45グラム。
ヘッドが大きいにも関わらず低重量なので、ワゴン叩き売り市販ポッパーと比べ、かなり軽く仕上がってると思います。まぁ、市販品は塗装を厚くして丈夫にしないと売り物にならないから当たり前かも知れません。
他に手持ちの市販品でフックサイズ的に近いのが知人のニュージーランド土産のこれ。
デイアヘアの刈り込みが美し過ぎて霞水系のバッチイ水にキャストする気になれません(笑)
手の込んだフロッグなので当然重くなり1.54グラムあります。ESポッパーの倍近い重量です。
上記フロッグの使用フック、見た感じTMC8089#6とそっくりです。そのものかな?
手持ちのTMC8089#6を計ると0.35グラムでした。
ちょっと脱線しますが、8089#6と瓜二つのマルトs19 6号も計ってみました。
0.32グラム。気持ち軽いけど誤差の範囲で瓜二つかな?
そのs19 8号は0.27グラム
s19 8号とB10S#2(0.31グラム)はほぼ同サイズ。つまり「8089 s19」勢は「B10S」より若干軽いようです。
ちなみに直径10mmのストローとB10S#2で作ったESポッパーは0.73グラム。当然のことながら12mmより多少軽くなります。
水質や風で12mmと使い分けていますが、どちらかというと10mmのほうがバランスが良い感じで使う機会が多いです。
直径10mmのストローとB10S#4で作ると0.56グラム。さらに軽くなります。
#2との使い分けは、無風で葦際にきっちり落としたい時、水質によりこちらのほうが水噛みが良い時。
向かい風の強引なキャストでは軽さが仇になって失速しやすいのが欠点でしょうか。あと、#2の比べるとバレやすいような気がしてます。
なお、B10S#4単体は0.2グラムです。
蛇足でB10S#1は0.47グラム。
実物は数値以上に重厚感のあるヘビーワイヤ。ドボンとキャストしネチネチ誘うには良いのですが、1日投げ続けるのはしんどいのであまり使ってません。
発泡バルサで作ったB10S#2。奇しくもESポッパーB10S#2と同重量でした。
但しこれラバーレッグ付けてないので…。
ラバーレッグ単体で計ってみました。
フライフィッシングらしいドライフライも計ってみようじゃありませんか。画像はtmc103bl#15に巻いたパラシュート。
1個では上手くいかないので10個で計ってみました。1個0.03グラム。
ラバーレッグ1本だけでドライフライの倍以上です(笑)
いかにフラデバが特殊なFFであることが良くわかります。ルアーとも似て非なるモノだし特別なカテゴリーと言って良いでしょう。フラデバ向きのフライロッドが「あっ」という間に製造中止になるのもうなづけるってーもんです。キャストするものが全然違うわけですから普通のフライマンには需要がないスペックなのでしょう。
最後に使用した計りの精度調査。
ピッタリ1グラムで有名な1円玉を計ってみました。安物なのになかなかの性能。amazonのレビューで高得点が多かったので、去年、体重計注文ついでに衝動買いしたものです。
ちなみに百分の一グラムの桁はエアコンの風が当たるだけでパラパラ動くし、このページの計測画像全て±0.01〜0.02程度はカメラのシャッター押すタイミングで変わることを付け加えておきます。