フライでバス釣り
2015年07月18日の記事です
ESポッパー バスフライ(その2)
ダイソーで売ってるEVAマットとタピオカストローで作るバスフライ(その2)です。
記事挿し絵

去年の秋に思いつきで作ったEva&Strawポッパー。気が付けばすっかりスタメンフライになりました。これだから特に釣れるというわけではありませんが、釣行前夜に作れるお手軽さなのに、岩盤にぶつけても割れないし、バスにかじられても塗装が剥げるわけもなく、当方が相手にしてる魚ならば20匹釣っても大丈夫なタフさがよろしいのです。改良を加えたので改めて紹介します。

ESポッパー バスフライ(その2)

去年の記事と重複しますが

【ポイント】

  1. ポッパーを「如何に簡単に作るか」がテーマです。
  2. ナイフで削ったり塗料を塗ったりの面倒くさい工程がありません。
  3. ダイソーで売ってるEVAマットと極太ストローを使います。
  4. EVAとストローの段差でカップを作ります。
ESポッパー バスフライ(その2)

で、僕が行きつけのダイソーには直径10mmのストローしか見当たりません。「もうちょっと太いのもほしいなぁ〜」っとネットで調べると、12φや15φのタピオカ用ストローも市販されているようです。しかし、たかがストロー、本体価格より送料が高いと買う気がしないものです。

ところがですよ、送料無料でそこそこお手軽価格の12φを見つけました。

これで利益が出てるのか?買う方がいらん心配してしまいます。

本当は透明なのが欲しいのですが、ま、グリーンは嫌いじゃないし発注してみました。

ESポッパー バスフライ(その2)

EVAマットと極太ストローをこんな感じにハサミでカット。グイグイっと詰め込みます。ヘッドな長さは意外と重要で、着水姿勢、ポッピングしたときの水噛みに影響します。

ESポッパー バスフライ(その2)

フックは大好きな「がまかつB10S#2」を愛用してます。ストローが10φの場合はバランス的に#4がいいと思いますが、ヘッドを気持ち長めにすれば#2でもなんとかなります。

ポッパーのウイードガードには「フロロ14号」を使ってます。フロロは吸水性がなくポッパー向きです。ナイロンを使う場合は机上と現場で固さが変わるのでご注意を。

ESポッパー バスフライ(その2)

スレッドは一旦この位置で軽くハーフヒッチ。モノスレッドがマイブームですが普通のスレッドでも問題ないです。

ESポッパー バスフライ(その2)

ヘッドを差し込みスレッドでたすき掛け。これで強度が飛躍的に向上します。たすき掛けはスレッドの前後移動も可能とし、一旦カットする手間もなくなります。まだ接着はしません。

ESポッパー バスフライ(その2)

ハックル等のマテリアルをつけます。ポッパーはヘッドが命。ピザのトッピングと同様にお好みで良いです。ジオングの足程度と思っております。

ESポッパー バスフライ(その2)

マテリアルをハーフヒッチで留めスレッドを前方に移動しウイードガードと共にウィップフィニッシュします。ウイードガードの末端はライターで炙り球状にしておくとスッポ抜けないであります。

ESポッパー バスフライ(その2)

ヘッドの向きを整えてから瞬間接着剤を充填します。上州屋で売ってるαメイトを愛用してます。乾いても白濁しないのがよろしいのですが、このフライには、気持ち、もうちょい、粘度があると作業しやすいんですがね。

ESポッパー バスフライ(その2)

たすき掛けの部分も瞬間接着剤で固めます。

ESポッパー バスフライ(その2)

瞬間接着剤がシャンクを通り、こんな感じにマテリアルの部分にまで適量が浸み出すように充填するのがコツです。これで取付け部全てに接着剤が行き渡り、とっても丈夫なフライになります。前述のようにαメイトは粘度が低いのでフライの傾き加減を調整するのが重要です。うっかりするとテールが瞬間接着剤でカチコチになるのでご注意下さい。

ESポッパー バスフライ(その2)

瞬間接着剤が乾いたらアイをペイントします。ホームセンターで売ってるペイントマーカーを愛用してます。バスの歯で擦れるとさすがに消えてしまいますが書き直すのは簡単です。シンワ測定株式会社の銀、ビッグマン工作所の黒を使っていますが、黒のほうは仕上がりは光沢があり満足なものの乾きが遅く、そろそろ別のものを試してみようかと思っております。

ESポッパー バスフライ(その2)

このままでも釣れますが、素材的にラバーレッグととても相性が良いので付けています。ストローに守られ穴が広がらないし、EVAの柔軟さでしっくり留まります。ニードルで穴を開け。

ESポッパー バスフライ(その2)

スレッダーで通します。

ESポッパー バスフライ(その2)

完成。

画像のフライそのものを先日フィールドで使ってきましたが。

ESポッパー バスフライ(その2)

最初に釣れたのはワタカでした(笑)、食いが立つとワタカもポッパーにジュボっと出るんですよね。その後ちゃんとバスも釣れましたよ。

カラーバリエーション的には↓画像の2色カラー、「EVAシート4mm」と「PUZZILE MAT ブラウン」を使った「チョコクリーム」がお気に入りです。

ESポッパー バスフライ(その2)

見た目美味しそうだし視認性も抜群です。バスにどう見えているのかは知りません。

ESポッパー バスフライ(その2)

先端にハサミを入れラッパ状に広げたものも作ってみました。

ESポッパー バスフライ(その2)

見た目に反し(?)長めのストロークでポコンポコンと誘うのには不向きで、短いストロークでチャピチャピやるのに適しています。

ESポッパー バスフライ(その2)

現場で↑画像のように思いっきり広げてみました。マッディウォーターにはこのほうが向く気がしますが、手間をかけた程の効果もないような気もします。

↓画像のように羽根つきカットしたものを先日スイムテストしてきました。マッディウォーターにはこれが良さそうですね。中華あんかけみたいな膜の張った水面でも水噛みが良いです。

ESポッパー バスフライ(その2)

↓画像のように下部をカットした形状もテストしてきました。ポッピングすると水面を跳ねるような感じになり、長い距離をスピーディーに誘うのに効率良さそうです。どちらかというと透明度のあるフィールド向けですかね。マッディ霞ではオープンウォーターのワタカがやたらアタックしてきました。フッキングしませんが…。

ESポッパー バスフライ(その2)

とにかく簡単に作れ実用性が高くヘッド形状の工夫も楽しいです。

記事の日付:2015年07月18日

コメント

1) カッパ2015/07/21(火) 05:16:37
軽そうですね。
大きなフライパターンのポイントは、先ず【軽さ】だなぁ。と思っています。
市販のベッドにレグ付けて塗装すると物凄く重いフライが出来上がってしまいますよね。
このフライ。優秀そうですね。
2) release-windknot2015/07/21(火) 19:31:27
 ESポッパーは本当に秀作ですね。
真似して1個を作って試してみましたが、直径10mmでもカポンと硬質な音がして良く釣れます。
今回はヘッドの固定に耐久性を持たせ、更にヘッドの形状を工夫するアイデアも面白いです。

 これが広く世に知れたら車田さんも大金持ちになれたであろうに・・・
余りにもマイナーな場での出来事であることが残念でなりません。
3) 車田2015/07/21(火) 23:36:57
カッパさん>
ほんと軽さは重要ですよね。重くなるとフライでなくルアーの失敗作になってしまいますよね。
release-windknotさん>
先日のYouTubeがそれっぽく見えましたがそうだったのでしょうか?真似してくれてありがとうございます。
4) release-windknot2015/07/22(水) 22:08:38
>先日のYouTubeがそれっぽく見えましたがそうだったのでしょうか?
 白いヘッドの口面と背面をオレンジにして、黒い目を付けたのがそうです。
 この1個で10匹以上釣っているような・・・
47cmもこれで釣れました^^。
5) 車田2015/07/22(水) 23:19:45
release-windknotさん>
そんな話を聞くとなんか自分で釣ったように嬉しいです(笑)
6) おもち2015/08/07(金) 22:06:39
初めまして!!
良くブログ拝見させていただいてます。こちらのブログ見てバスフライを見様見真似で始めました!

ESポッパーも真似して作りました!いい動きです!!

しかしフライのロッドとラインシステムがいまいちわかっていないので、5メートルくらいしか飛ばないのです 涙


いろんなサイトを見て勉強します。

これから質問させていただく機会があると思うのでよろしくお願いします!
7) 車田2015/08/07(金) 22:54:33
おもちさん初めまして。
絶滅危惧種のバスフライを始めててくれて凄く嬉しいですよ。
飛距離なんて楽しんでるうちに伸びますよ。バスは基本的に接近戦なので5m飛べば十分な状況は多いです。どちらかというと精度のほうが大切ですかね。今後ともよろしくです。
8) 福岡2015/08/24(月) 20:44:04
10年近くこちらのホームページ拝見している者です。

ワタシはコレで人生初の50釣りました、昨日のことです。
マックのストローにEVAマット入れて#8サイズにしたら、
#6ロッドでも快適に20ヤードキャスト出来ました。

車田さん、感謝です!
9) 車田2015/08/24(月) 21:05:57
福岡さん50upおめでとうございます。
地域にもよると思いますが50の壁を越えた時の感動は一生の想い出になりますよね。
しかも当HPを10年近く見てくれてるなんて、自分に釣果のように嬉しいですよ。
今後ともよろしくお願いすます。
10) 福岡2015/08/24(月) 23:36:23
車田さん、ありがとうございます。
中学生の頃からフライにはまり、初めてフライで釣った魚はバス😊
もちろんトラウトの釣りも好きですが、福岡に移住してからトラウトリバーまで遠くて
最近はもっぱらバス、ギル、zaccoばかり。
フライマンとしてはかなりマイノリティ😊

それもあってか、ちばらぎFFの大ファンです。
いつも投稿楽しみにしています。
11) 田淵2018/03/26(月) 14:24:48
沖縄のユゴイ用にフライポッパーを自作しようと検索してたどり着きました。私もEVAで鯉のパンフライを作成していましたので、びっくりw
これ、是非作らせていただきます!!
ありがとうございます。
12) 車田2018/03/26(月) 14:55:02
田淵さんコメントありがとうございます。
使うマテリアルにもよりますが、浮力がありすぎると水噛みが悪くなるので、この記事の画像から受ける印象より気持ちヘッドは小さめにすると良いと思いますよ。
よい釣りができるといいですね!
13) 田淵2018/03/29(木) 00:15:46
車田さん、返信ありがとうございます。
早速作らせていただきました(^ ^)
今週末やんばるで、ユゴイに通用するか試して来ます。

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