5月8日まだ暗い早朝。釣り場へ向かうべく部屋から出た一歩目の瞬間、何かが飛び掛かってきた。悪魔が首元に纏わり憑いたごとく不気味な羽音に心臓が凍りつく。
「は、は、ハ、ハチ、蜂だーーーーーーーーーーーーーーーー」
ダッシュで逃げ、振り返りる、そして思い出す。これ、もしや…。
誰が何と言おうと私は蜂が大、大、大嫌いである。なのに、なのに、なぜ、どうして、あいつらは、部屋を出た直ぐ頭上の超危険域に巣を作りたがるんだ。これで三度目だぞ。
迫りくる恐怖と戦いながら観察すると巣はまだ小さい。アシナガにしては大きく見える姿はおそらくクイーン。敵はその1体のみの様子。だが安心はできない。クイーンはエイリアン2のラスボスではないか。衛星軌道上から核攻撃だ!前回使ったマグナムジャットが若干残っているはず。
攻撃を決意しマグナムジェットをとりに部屋へ戻ろうとすると、
「ビイイイイイイイイイイイイイーーーーーーーーーー」
夜明け前の静寂な空間に、けたたましい警報音が響き渡る。
「ぎゃあああああーーー、惑星LV−426が爆発するーーーーー!!!」
じつは部屋を出る寸前にダニアースレッドを起動していたのでした。ノンスモーク・アパート・マンション用でキャップには「火災報知器に反応しません!」のシールが貼られていたのに思いっきり鳴ってるではないか。
外には恐怖のクイーン、部屋には真っ白い殺虫成分が充満、そし響き渡る火災報知器。
「なんなんだこの状況は!!!」
殺虫成分を吸わないよう息を止め、真っ白な霧の空間に飛び込みます。まずは火災報知器を止めないと…。天井に付いてる報知器へ手を伸ばします。
「て、て、停止ボタン…」
次はマグナムジェットだ。息が苦しい。
「うっ…少し肺に入った…」
なんとか第1ステージはクリアして部屋を出ます。
次はエイリアンの巣へ狙いを定めマグナムジェットのトリガーを引く。
「プシュー(すかっ)」
え?もう終わり!?1割程度は残ってると思ったけど2秒程度で噴射終了。
「効いたのか?これで効いたのか!?」
動き回るクイーンはピンピンしているようにも見えるし苦しんでいるようにも見えます。やがて巣から足を離しポトっと落下。恐る恐る落下点へ行くと。
「え?どこ?なんで?」
何もありません。これって、振り返った瞬間に襲われる死亡フラグじゃないんか?
「もう嫌だーーーーーーー」
逃げるように釣り場へ出発したのでした。
帰宅後、空き家になったまだ小さな巣をタモ網に柄で落としました。中には続編へ続くフラグのごとく小さな白い卵。いや、もう四度目は勘弁してほしいです。
関連記事1:今度はスズメバチかよ!
返り討ちにあう確率も高いんじゃないのでしようか?
雨戸の戸袋の外側に巣を作られて大変な目に有ったことも有ります
蜂は暗くなると活動しなくなるので、その時を狙って創意工夫で駆除しました。
小林製薬あたりで「ハチガ巣ツクラーズ」とか開発してくれないですかねぇ?
あります。月の輪が天敵なので遺伝子レベルに
組み込まれているようです。
ハチの巣を作らせない、ハチ・アブ用ハンター
http://www.kincho.co.jp/seihin/01/line_hachi_abu.html
SEKOさん>これだ!これ絶対買います!!もう噴射しまくりです!