フライでバス釣り
2015年01月08日の記事です
外来生物パブコメ
環境省が外来種パブコメを募集しています。締め切りは1/11です。
記事挿し絵

体力が落ちてくると攻撃を受けやすくなるものです。疲れたり睡眠不足だとウイルスや細菌の侵入を許し病気になりがち。議員の先生達は選挙で落選するとたちまち選挙違反の捜査を受けると聞きます。当選し政治力を手に入れれば選挙違反で捕まる確率がぐっと下がるというのだから、この世の中は弱肉強食ですよね。

日本の高度成長の象徴、全国に店舗を増やしロッテリアとの戦いに大勝したマクドナルド。最近は元気が無く、特にここ数日の叩かれっぷりが凄いです。TVではトップニュースにまでなってるし、ツイッターのTLを見てても恐くなってくるくらい。映画などの公開処刑シーン「殺せ!殺せ!」の世界。苛められるよりは苛める側に回ったほうが楽しいからなんだと思います。マクドナルドの品質管理能力が現代の基準で劣っているのかはわかりませんが、体力が落ち攻撃を受けやすくなっているのは確かなんだと思います。

さて本題、バスフィッシング、元からたいして体力があったと思えないうえ、10年以上叩かれ続け風前の灯ではないでしょうか? そして外来生物法。僕はできてしまった法律は守るべきだと思います。しかし理不尽と思うなら法律が完成する過程になんらかの形で関わったほうが後々後悔しないのではないかと…。

以下2つのパブリックコメントの受付が今月の11日までとのことです。

  1. 「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト(案)」に対する意見の募集
  2. 「外来種被害防止行動計画(案)」に対する意見の募集

1.について

資料 http://www.env.go.jp/press/files/jp/25575.pdf に外来種のリストが示されています。当HP的には「総合的に対策が必要な外来種(総合対策外来種)」の「緊急対策外来種」って表現が気になります。その魚類にリストアップされているのは、

チャネルキャットフィッシュ(アメリカナマズ) 、ブル−ギル、コクチバス、オオクチバス

見事なまでに当HPのメイン魚種です。もう笑うしかありません。

管釣や渓流にも行くので外来トラウト類も気になるところです。「適切な管理が必要な産業上重要な外来種(産業管理外来種)」の魚類に、

レイクトラウト、ニジマス、ブラウントラウト

この「適切な管理が必要な産業上重要な外来種」ってのは、外来種だけど管理すればオッケー!ってことなんでしょうか? 逆にここに分類されない限り、最終目標は根絶ってことなんでしょうか? ここにない外来トラウト、例えばブルック、いつか日光湯川はニジマスの川に切り替えなければいけないのでしょうか?

どうやら同じ外来種でも「良い外来種」と「悪い外来種」の区別なようです。理由は「産業上重要だから」ってことなんでしょう。遊漁だって釣り業界ってのがあるんだから産業なんじゃないの? とも思いますが、2.のほうの資料に「レクリエーション」という表現があるので、どうやら産業として認められていないようです。レクリエーションだって立派な産業じゃないの? とも思いますが、そー言ったところで議論は平行線なんだろうなぁ。ぶっちゃけ、結果ありきで後付けで理由を作っている気がしてなりません。これ、「美しい日本の生態系を守ろう!」ってのと、「おい!商売あがったりなんだが保障してくれるんだろうな!」のバランスを模索する問題で、我々外来種釣り人は蚊帳の外、いや両者共通の敵なのかも知れません。

議論は妥協と歩み寄りがないと収束しない。バスはレクリエーションとして有効活用されているから「緊急対策外来種」から外して下さいと言ってみようと思います。(産業管理外来種に入れてくれとまでは言わない)(やっぱ産業管理外来種に入れてもらう以外救われる道がないような気がするので言うことにしました)

2.について

資料 http://www.env.go.jp/press/files/jp/25582.pdf に「外来種被害防止行動計画(案)」ってのが公開されています。

読めば読むほどげっそりです。随所に登場する「オオクチバス」というキーワードに、小池百合子の鶴の一声「ブラックバスはこの法律の目玉だ」を思い出します。

(1/10追記)山梨方面でバス釣りされている方達に悲報です。P77より抜粋。

また、山梨県の3湖におけるオオクチバスの第五種共同漁業権の特例による飼養等許可については、オオクチバスに頼らない漁場管理について、関係機関と引き続き検討します。

これ、「魚種認定とった漁協さん!考え直して今後はバスやめましょうね!」って国から指導する方針? その漁協がバスアングラーから徴収した遊漁料で運営されている理不尽さ。もう、お先真っ暗じゃないですかっ!

提出方法

1. 2. のリンク先それぞれの下の方に<提出方法>があります。

皆さまの意見はパブリックコメントとして提出下さい。私に言われたところで処理できませんので当記事のコメント機能はOFFとさせて頂きました。ご理解下さい。

記事の日付:2015年01月08日

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