去年は自重した年に一回の渓流釣行。巷では東北に金を落とす為に行くべきだ…ィャ…迷惑だろ…の論議もあったようですが、我々が行こうとしてた宿に限っては自重してよかった、ホントによかった。話を聞くと去年はボランティアの方々が泊まってたようなのです。そんな所に釣竿持った集団が行った日にゃ〜、重苦しい空気の重圧で…、布団圧縮袋で収納される寝具のごとくムギュ〜っとなっていたことでしょう。
沿岸部は報道のとおりで人工も集中してたので被害は甚大だったのでしょうが、海からちょっと入れば直ぐに山の地形。津波を受けた範囲はTV映像から受けた印象より狭いというのが正直な感想です。でも間接的な被害はかなりあるのか?以前立ち寄った海に近い釣具屋さんは津波の被害には遭ってないのに別の業種に改装されていました。
震度6強で揺すられたにも関わらず地盤は堅固なようで内陸部の道路は平らで補修跡も見つけられず。僕が見たのはごく一部なのでしょうが、ハッキリ言っちゃうと霞ヶ浦周辺のほうがよっぽど震災の爪痕でガチャボコになってます。関東平野の地質はセイラさんに罵られるくらい軟弱なのだろう。
釣りのほうは恐れた台風4号の影響も実質ゼロ。増水なし、濁り皆無、天気良好。週末に向かうに従い釣人のクルマが目立ち、ナンバーを見るとほぼ100%関東圏なのは遠征あるあるで御愛嬌。ヤマメとイワナに遊んでもらい「ウグイやアブラハヤは居ないのかなぁ?」と贅沢すぎる悩みがよぎる程よい旅でした。
今回の旅で宿やお店や漁協に落とした僅かなお金が少しでも地元の方々のお役に立てばと思います。
のどかな里川の風景を思い出します。