上陸休憩中に事件は起きた。
前兆は無かった。僕の視野に奴らは居なかったし、僕の聴覚では何も聞こえなかった。ただカレーパンを食べながら他の釣人を眺めていただけ。
それは突然の出来事。左手のカレーパンを超高速でビンタされた。そのように感じた。少し遅れて「バサッ」と快音、そして左手にかすかな痛み。さらには持ってたはずのカレーパンが忽然と消えていた。
「キィィイイイーー!!!」右斜め前方、雄たけびをあげた大きな鳥は故意か不意か水面に何か落とした。あっーー!それ!俺のカレーパン!!!
鳥が落とした俺のカレーパンは水面にぽっかり浮かんでいる。すると上空に待機してた盗人集団4〜5羽は代わる代わるヒット&アウェイで俺のカレーパンを粉砕しつつ一部を取り去って行く。ひょっとして分け合ってるのか?
後に残された空き袋のみが風で足元に流れ着いた。お、俺のカレーパンが…まだ一口しか食べてなかった…しかも核心部のカレーはほとんど食べてなかった俺のカレーパンが…。
なんと巧な戦略と戦術。人の常識を超越した運動神経と判断力。僕は捕って下さいと手を上げていたわけではない。普通に食べていたのだ。その間合いあまりにも完璧すぎる。
一種の狩りでこの地に来たが逆にまんまと狩られた印象。
しかし神様は帳尻合わせをしてくれる。ポッパーにバスの歯型が沢山つくほど釣れたのあった。
SEKOさんと朝から釣行。鳥にやられたぶん魚に八つ当たりだ。そろそろ水面が活気づく季節と思いきや今朝もそこそこ寒かったし、まだベストシーズンへの過渡期って印象。
ライズやボイルはあまりなかったけど上手いことバスの居場所を見つけてポッパーで誘うとそこそこ元気に出てくれる状況でした。
釣果欄を見てもらうと釣れる時はある程度まとまって釣れてるのがわかると思います。逆に言うと釣れない時と場所は当然あるわけでしてツヌケとはいえダレた時間は多かったです。
SEKOさんの仕事の都合もあるのでPM2時の早上がり。
じつは鳥にパンを捕られる一部始終を見ていたボートのアングラーが「私もやられたことあります。ここは彼らの狩場みたいですよ。覆い隠すように下向いて食べないと捕られちゃうです」とのこと。
このフィールドで頂点に君臨してるのは空を飛んでるあいつらだったのか。
カレーパンを奉納した甲斐がありましたね♪
また一時帰国したくなっちゃいました(笑)
素晴らしい釣果ですね。
凄まじい釣果ですね〜。
荒川ではありえないです(笑)
シーズン到来ですね。
車田さんの記事から目が離せません。
今度は激辛のカレーパンでリベンジはどうでしょうか(笑)
猛禽類の目はハンパないっす!