OBD2コネクタ(16pin台形)があれば高確率で取付け可能

まずはOBD2コネクタを確認しておこう。PoloGTIステアリング下を覗くとあっけなく発見。これを見てる貴方のクルマも90年後半以降の車種なら見つかると思う。作業性を考えて画像のように剥き出し、あるいは簡単に外せるものに隠れてるはず。以前乗ってたLupoGTIは灰皿を外すと現れたと記憶している。

かっしーさんが買った燃費マネージャーはメジャーな外付け燃費計らしいが、案の定、対応車種の欄に輸入車は皆無。OBD2規格モノなので動いちゃう可能性あるがメーカーが保障してないのは抵抗がある。買ったけど動作しなかったでは大損だ。

これが燃費博士本体と付属ソフト

そんなこんなネットを検索してると 無料返品OK との素晴らしい一文が。

燃費博士：http://www.tabinomado.jp/n/

早速問い合わせしようと色々調べると、え？東大宮ですと！うちの近所じゃないですかっ！これはもう電話だ。「そちら行って動作確認OKだったら直接買いたいのですが…」

電話にでた代表者の石田さん、とても感じのいい人で快諾いただき、その日にイシダＲ＆Ｄへ突撃です。

OBD2コネクタにさすだけ

あっけなく動作確認OK！強いて問題あるとしたらPoloGTIコネクタ位置の関係で少々出っ張ることぐらい。それは延長ケーブルで解決できるとの事でそれも購入することにしました。ソフトはVer.Up無料とのことです。現時点の仕様によると、表示できるデータは

1)瞬間燃費, 2)１分間燃費, 3)区間燃費, 4)今回燃費, 5)平均燃費, 6)燃料消費１秒, 7)燃料消費１分, 8)今回運転の消費燃料, 9)今回運転距離, 10)今回運転時間, 11)今回運転平均速度, 12)エコ運転スコア, 13)車速, 14)エンジン回転数, 15)冷却水温度, 16)吸入空気温度, 17)吸気管気圧, 18)吸入空気量, 19)点火時期, 20)エンジン負荷, 21)スロットル開度, 22)短期燃料調合比, 23)長期燃料調合比, 24)O2 センサー電圧

上記計測データに加え、故障診断コード(DTC：ダイアグノスティック・トラブル・コード)も表示できる

別売延長ケーブルですっきり

まだ全部見きれてないのですが、情報画面で確認すると私のクルマは Intake Presure が取得できないようなので「吸気管気圧」は見れないと思われます。

じつはワタクシ組み込みプログラマの端くれで自動車内のネットワーク、CANバスやK-Line関係の仕事も少々したことあるのです。そんなこともあり石田代表氏と色々話し込んでしまいました。

石田さん、面白いお話有難う御座いました。

￥2,980で落札しました

燃費博士は表示部にゲームボーイアドバンスを利用するのだ。ヤフオクなんかで安価に流通しています。箱入り、説明書、ACアダプター付きのものを2,980円で落札。

GBアドバンスの電源については心配無用。OBD2コネクタ経由で供給されるので別途シガーライターアダプターとかは不要です。燃費博士のコネクタに挿すだけでOK。

紙工作の世界

意外と悩ましいのがGBアドバンスの取り付け位置と取り付け方法だ。粘着テープのたぐいは極力使いたくない。ダッシュに置くなら耐震ゲルなんかがいいらしいが、日光が直撃する場所には置きたくないし…。構想3日、製作時間15分、くるまだ製作所の超絶テクノロジーで取り付けキットが完成した。

材料は
・パンツ買ったら入ってた厚紙
・USBケーブル買ったら巻きついてた被覆つき針金
・100円ショップで買ったホチキスと針

ハサミで切ってホチキスで…

ハサミで厚紙をチョキチョキ切って、針金をグネグネと曲げて、ホチキスでパチンパチンととめて。

アドバンスに2箇所あるストラップ・フックに針金を通せば完成である。

こんなホチキスどめで大丈夫か？との声が聞こえてきそうだが、くるまだ製作所の超絶テクノロジーで曲げた針金は画期的形状をしているので、この部分にほとんど力は掛からない。セロテープでもいいくらいだ。

Poloのカードホルダーを利用

Poloにはイマイチ使い所がわからないカードホルダーがある。そこに厚紙をグサっと挿し丁寧に折る。反対側をステアリングコラムに持ってきウインカーレバーに挟む。これで終了

こんなんで大丈夫なのか？との声が聞こえてきそうだが、紙の強度をバカにしてはならない。しかもくるまだ製作所の超絶テクノロジーで計算された曲面形状、これぞ紙の偉業。