フライでバス釣り
2007年08月14日の記事です
発泡バルサ・ポッパー
記事挿し絵
発泡バルサ・ポッパー
特徴
 耐久性に優れ極めて使い勝手良し。
 2次曲面カップが奏でる素敵なポップ音がバスの側線にアピール!バイトを誘います♪
 いわずと知れたフラデバの定番選手。高活性のバスを釣るならこれに勝るものなし。反面、やる気のないバスは反応しません。

フック
 がまかつB10S(#2〜#4)
マテリアル
 発泡バルサ(10φ〜16φ)
 ハックル
 マラブー
備考
 発泡バルサヘッドは西山徹さんのTNポッパーが有名ですが、ここで紹介するのは当方のアレンジバージョンと思ってください。
 作り方は自己流、仕上げは雑です。(笑)

1.準備するもの

発泡バルサ・ポッパー
 ホームセンターで発泡スチロールカッターを買おう!スイッチONでニクロム線が発熱!熱いナイフでバターを切るごとぐ発泡バルサをカットできます。普通のカッターとヤスリも用意しましょう。

2.発泡バルサの加工その1

発泡バルサ・ポッパー
 着水姿勢、キャスト時の空気抵抗、フッキング性能、ルックスを向上すべく円錐形に削ります。
 まずはザックリと大まかなに削ります。ここは普通のカッターを使ったほうが良いです。
 なお、発泡バルサは釣具屋の「へらコーナー」で売ってます。

3.発泡バルサの加工その2

発泡バルサ・ポッパー
 ヤスリで形を整えた後に発泡スチロールカッターで切断します。
 △でなく剏`になるように。フックに取り付け後の形を想像しながら切断しましょう!
 切断部はカップになるので2次曲面凹形状にします。
 簡単に2次曲面が作れるのがこのポッパーのメリット!水をよく噛みます♪

4.フック取り付け用スリットを作る

発泡バルサ・ポッパー
 フックを取り付けるスリットを彫ります。発泡スチロールカッターを↓→↑と動かし長方形断面の溝を作ります。

5.バリ取り

発泡バルサ・ポッパー
 ヤスリでバリ取り。スリット奥のバリはタイイング用ニードルでかき出すとよいです。

6.接合部の基礎パーツを作成

発泡バルサ・ポッパー
 「つまようじ」をスリットにジャストフィットする形にカッターで削ります。
 コンビニの割り箸にもれなく付いてくる邪魔な「つまようじ」は捨てずにとっときましょう。

7.基礎工事

発泡バルサ・ポッパー
 「つまようじ」で作った基礎をシャンクにグルグル巻きにしヘッドセメントでガチガチに固めます。
 B10Sのバーブはペンチで潰す。(ポキっと折れます)

8.合体

発泡バルサ・ポッパー
 ポッパーヘッドのスリットに発泡スチロール用セメダインを充填しムギュ〜っと合体させます。
 はみ出た発泡スチロール用セメダインは拭き取りましょう。塗装をすれば接合部は綺麗に埋まります。
 シャンクより下方にヘッド部がはみ出すとフッキングが悪くなるので注意。

9.塗装その1

発泡バルサ・ポッパー
 塗料の選択は重要です。溶剤で発泡バルサが溶けてしまうので要注意。
 釣具屋の「へらコーナー」で売ってる発泡カラーを使えば間違えないです。
発泡バルサ・ポッパー
 今回は黒を使用します。ドブづけが綺麗に仕上がると思われますが、私はカップを塗りたくないので「つまようじ」で塗ってます。
 コンビニの割り箸にもれなく付いてくる邪魔な「つまようじ」は捨てずにとっとくと色々役に立ちます。
 なお、マジックで塗るだけでも問題なく魚は釣れます。

10.塗装その2

発泡バルサ・ポッパー
  カップは明るい色にしたほうが良いです。バスフィッシングは明るい場所から暗い場所にキャストする場面が多く、黒だと昼間でもよく見えなかったりします。
 発泡バルサは「貴方色に染まります♪」の綺麗な白地で塗装が簡単なのが特徴なので、ドブづけは避け、白地のカップに塗装したほうが簡単です。
 カップ上半分を「黄」下半分を「赤」にするのが車田流。
 人間へのアピールを高める目的で、いい加減なアイをタミヤ・ペイントマーカー「銀」で書いてますが、ペン先が太くて非っ常ーに書きづらいので何か別の良いものを探しています。
 余談ですが、ポッパー作りはイヤになるほどく面倒くさいものでして、終盤に向かうに従い、飽きて作業がどんどん雑になっていくのが車田流でございます。

11.ウィードガートとマテリアルを取り付け完成

発泡バルサ・ポッパー
 ウィードガートとマテリアルを取り付け完成です。あ”〜疲れた…。
 やる気のある方はラバーレッグもつけて下さい。私はもうダメです(。o゚) ☆バキッヽ(-_-;)

 ポッパーは特に何を模しているというわけでなくアトラクターパターンと思っています。強いて言えばバスの捕食音を模擬するものではないかと…。
 とはいえ、静止状態でバスのバイト待ちなんつー状況も多々あるわけで、そのフィールドの餌に近いプロポーションのほうがいいと思われます。
 とりあえずマテリアルは長め多めに作っておいて必要に応じ釣場でカットしてます。切りすぎたら帰宅後付け直し。
 本体は丈夫なので補修やマテリアル着せ替えなんかして長く使えます。

−COLUMN−

【ポッパーは水質センサー?】
 耳の鋭い方は水を注ぐ音とお湯を注ぐ音が違うのをご存知と思いますが、ポッパーで釣りしていると、ちょっとした水温や水質の差でポップ音が変わるのを感じられます。
 水温が低く、水質が良いほうがカン高い音を出す傾向があるので、夏なんかはポッパーが良い響きをする場所を重点的に攻めると釣れる傾向にあると思います。例外もあるのが釣りの面白いところでもありますが…。

2014年追記

この記事も古くなり書き直さないといけませんねぇ。

とりあえず↓もご覧ください

ポッパー作りにLYRA(リラ)極太鉛筆削りが便利過ぎる!

記事の日付:2007年08月14日

コメント

1) M・KANEKO2011/07/15(金) 07:01:56
こんにちは。
発砲バルサ入手し削ってみました。

発砲バルサの中心部に穴が空いてるのですが
パテ等で埋めるなですか?

それとも選らんだ部材が間違えて
ますでしょうか。

釣具屋で買いました。
2) 車田2011/07/15(金) 07:27:47
僕が使ってる発砲バルサも中心に穴あるので同じヘラ浮き用と思います。
塗装で埋まるから問題ないです。ちなみに塗料も同じ売り場にある発砲バルサ用をお勧めします。
3) M・KANEKO2011/07/15(金) 18:41:11
ありがとうございました。
やってみます!

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