フライでバス釣り
2007年05月18日の記事です
マック・ストロー・フライ
記事挿し絵
マックフライ

特徴
 簡単な構造にバスが釣れる要素満載
 乾燥待ちほぼゼロで釣行前夜に作れます
 まさにファーストフード!
 これは傑作か?
フック
 TMC300#6(若干加工)
マテリアル
 ボディ
  マックのストロー
  フォーム 酒井化学工業 ミナフォーム8φ
 テール
  ラビットゾンカー(黄色)
備考
 クリア〜ステインウォーター向きです

1.準備するもの

マック・ストロー・フライ
 マックに行ってストローをゲットしよう!この太さのストローは探すと意外とないのです。
 コーヒーを除くドリンク類にもれなく付いてくるので使わず持ち帰りましょう。
 但しマックシェイクをストローなしでは、バリウムみたいで、飲んだ後レントゲン撮るような錯覚に陥るのでオレンジジュースあたりが無難です。
 他にホームセンターで酒井化学工業 ミナフォーム8φ、セメダイン発泡スチロール用。釣具屋で銀燐8号。フライショップでTMC300#6、ゾンカーテープ。

2.フックの加工

 TMC300#6をバス向きに加工します。
 こちらと同じ要領なので参照下さい。(参照後はブラウザの[戻る]でここにお戻り下さい)
 くどいようですが自信のない方はそのままお使い下さい。怪我をしても当方は一切関知しません。

3.フォーム巻きとめ、カット

マック・ストロー・フライ
 下巻き後、画像のようにフォームを縛り付けます。
 後工程の為にアイ側から後方に巻くことに注意。
 スレッドを掛ける位置は意外と重要です。
 3箇所巻きますが、2箇所目がシャンクの中央になるように。
マック・ストロー・フライ
 画像のようにフォームをカット。
 ストローに差し込む工程で圧縮されてしまうので若干長めにカットしましょう。

4.セメダイン発泡スチロール用で接合部を強化

 マック・ストロー・フライ
 画像は ぷよぷよポッパー のものですが要領は同じなので容量節約ということで…。
 全体に塗りたくなるところですが、ストローは接着剤と相性が良くないのと、軽量化に徹する為にもシャンク部だけに止めます。

5.マックストローをカットして被せる

マック・ストロー・フライ
 赤/白/黄色のポップなカラーが楽しいマックストローをカットしてグイグイっと被せます。
 ヘッドは斜めにカット。長さはポイント〜アイよりやや短く。フォームが前後数ミリはみ出すぐらいがGoodです。
 おしりはハサミで整形。

6.ストローの固定

マック・ストロー・フライ
 スレッドたすきがけでストローを固定します。
 ストローに合わせて黄色のスレッド使いましょう!
 お腹が赤のバリエーションも作れますがその場合は赤いスレッドで!

7.ウイードガード

マック・ストロー・フライ
 ウイードガードをつけます。
 私は銀燐8号使ってます。(1.の画像参照)

8.テールの取り付け

マック・ストロー・フライ
 テールのラビットゾンカーを取り付けます。
 長いとフックに絡みうっとうしいので1cm程度で十分です。
 テール取り付け後はスレッドをアイ側に!

9.スレッドの強化

マック・ストロー・フライ
 ストローをたすきがけしたスレッドにセメダイン発泡スチロールを塗り強化します。
 あくまでもスレッドに塗ります。
 厚く塗ると釣行時にペロっと剥がれる恐れがあるので余分は指で拭き取ってしまいましょう!

10.フィニッシュ

マック・ストロー・フライ
 ウイードガードの銀燐は、長さの調整後にライターで先を球状にしてアイに巻きとめ、アイ、ゲイプ側、其々ヘッドセメントで固めます。
 かっこつける目的でアイを書きます。(銀:タミヤペイントマーカー 黒:ゼブラハイマッキー)
 アイは釣行後半でたいてい消えてしまうのですが、ちゃんと釣れてるので書かなくてもいいんですけどね。
 でも釣行の度に書き直してます。人間へのアピールは重要です。(笑)

 マック・ストロー本来の性能で釣りたいので塗装、コーティング等は一切行いません。(実際重くなって性能は劣化すると思います)
 斜めカットのヘッド形状によりロングに引くとダイブ(といっても水面直下です)、強く小刻みに引くとイレギュラーダート(といってもルアーのそれに比べりゃ微細です)してバスを誘います。
 ボディが作る水流でテールのラビットゾンカーがモゾモゾ揺れてこれまたバスを誘います。
 動きを良くするためにスナップ推奨、ダイブもしやすくなります。ティペットは10lb以上のルアー用ライン。太いラインで軽いものを投げられるのがフライのメリット。
 ポップ音は出せないのでマッディ・ウォーターじゃ釣れないかな?と思いきや霞で釣れた実績があります。
 ヘッドを垂直カットにすると若干ですがポッパーに近いフライになります。但し空気抵抗が増えキャスト能力は減衰傾向。
 ヘッドを逆斜めにすると大量の引き波をたてるフライになります。

−COLUMN−

【フライフックの再利用】
 このマックフライの唯一の欠点はバスを何度も釣ってるとボロボロになってしまうこと。
 そんなときは分解してフックを再利用しましょう!
 ゲイプをペンチで掴みテールの付け根にカッターを入れ魚を三枚におろすごとくザクっとやると簡単に分解できます。
 フライフックも安くないですからねぇ。
記事の日付:2007年05月18日

コメント

1) Magni2017/06/02(金) 21:36:49
マックストローフライ、開発からもう10年なのですね。10歳おめでとうございます。
いまだにちょいちょい巻いています。
名作だな〜
2) 車田2017/06/02(金) 21:42:41
言われて気付きます。もう10年ですかー。
作り方も色々改良してこの記事も古くなりました。書き直そうかな。

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